今こそ木を活用して、豊かな生活を

青垣町佐治で製材業を営むイクジウッド株式会社、代表の足立成人さんにお話を伺いました。

大正14年に鉄道用枕木商、足立幾治(アダチイクジ)商店として祖父が創業し、今年で創業94年を迎えられます。昭和34年に建築材の販売に合わせて製材所を開設。昭和61年には木造住宅の設計施工を始め、現在はイクジウッド株式会社として丹波市青垣町佐治で製材業を中心に丹波の木材を使った住宅、ウッドデッキ、身近な家具の製造など普段の生活に豊かさを演出させる木製品の製造をされています。

社長の経歴

社長の足立成人さんは丹波市青垣町出身。学業卒業後は大阪の建設会社に勤務し、主に建築設計業務に携わり在職中に一級建築士と一級建築施工管理技士の資格を取得して、5年間勤務ののち丹波に帰省。その後は足立幾治商店に従事し、平成10年に法人になったと同時に代表取締役に就任しました。

サラリーマン時代の経験により、場所(空間)・建築物(もの)・暮らす(こと)を常々考えることが自然に身に付き、また、製材などに携わる中で木材は使い方によって暮らす(こと)を豊かにすることができると学び、住宅の新築、リフォームなど現在の業務にも役立ておられます。

日常生活で『木』ができること

『日常生活で木材を使ったものといえば何を思い浮かべますか。』と聞かれ、机、家具、柱などを思い浮かべる方が多いと思います。生活の中に木材のモノがあると、上質で高級感のある空間の演出や和みを与えてくれます。足立さん自身も、お客様の生活を豊かにしていくことを念頭に、様々な木製品の製作を行っています。

しかし、一般的に思いつく木製品は高価なものであったり、置き場所をとってしまうものであったりと、日常生活の一部にするには手間や費用がかかってしまい、設置をためらうことも考えられます。

足立さんはある日、知人の別荘を訪れ風呂に入った時に、スギの風呂ぶたを浴槽の真ん中に掛け、それをテーブルがわりにして差し向かいでお酒を飲んだことがありました。普段のお風呂とは違う、温泉に来ているような特別な気分が強く印象に残ったそうです。

それをヒントに『日常の生活を少し特別なものにする』そのような木製品を模索する中で、板材(木材)をガラス化加工できることを知りました。

木材のガラス化加工

ガラス化した木材を使用することで、水の染み込まないお風呂のテーブル『お風呂カウンター』を考案すると同時に、食卓では個性豊かな板材に直接料理を盛付け、特別感を演出する『一人膳「一寸」』を考案しました。


肉汁やソースが沁み込まない 野趣あふれる木のお膳 一人膳「八寸」

足立さんに製品について詳しく伺うと、今回の木製品には4つの特徴があるそうです。

  1. 天板厚は存在感のある20mm。重厚になりすぎず上質な雰囲気を演出。
  2. 木の風合いを活かした曲線と木肌
  3. 食器として使い勝手の良さを考えた「ガラス化」技術
  4. オーダーメイドと規格品の利点をあわせもつ製材所ならではの商品

ここで、イクジウッドさんの事業内容をご紹介

製材

地域産材(兵庫県産木材等)を使った河川・治山用木材から一般土木・建築用木材まで製造しています。原木を自社で買付け・製材を行うため、寸法・形状・数量などお客様のご要望に応じた製造が可能です。


社長自ら颯爽とフォームリフトを乗りこなす


品質チェックもばっちり

古民家再生・新築・リフォーム・住宅設計・施工

製材工場ならではの木材の調達と加工という強みを活かし、一級建築士がご要望・ご予算に応じたご提案と施工を行います。住宅のほか、ウッドデッキやフェンスなどの外構の設計・施工も行います。


現在建築中の新事務所

木のある暮らしのご提案

家具や食器など木材の魅力を活かした木工商品の開発を行い、日常生活を豊かにする木のある暮らしを提案します。


1人でくつろぐのにぴったり1人膳「一寸」


ご自宅は木をふんだんに使用して再生した雰囲気のある古民家

足立さんからのメッセージ

家庭で温泉気分のお風呂に入りたい、美味しくお酒を飲みたいなど日常の生活が楽しく素敵になるようなものを常々考え商品開発をしています。そして、これからも日常の空間にあるだけで心が和み、素材感の残る木製品(もの)を作り、暮らし(こと)を提案していきたいと考えています。

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