焼き鳥だけじゃない!おしゃれモダンに味わう絶品の鶏&ふわとろ卵料理

とり料理専門店 ととり

JR柏原駅から徒歩5分ほどの一角に、ひときわ大きな窓が目を引くオシャレなこの外観。オープンからまもなく3周年を迎える「とり料理専門店 ととり」です。焼き鳥に限らず数々の絶品料理を味わえるとあって、仕事帰りのビジネスパーソンはもとより、週末には家族連れも多く見られます。焼き鳥=居酒屋、といった言葉では決してくくれない、その魅力に迫りましょう。

大きな窓に明るい照明 入りやすいスタイリッシュでオープンな店

店の前まで来ると、窓越しに店主、足立知也さんの姿。その手元でジュージューと並ぶ焼き鳥が食欲をそそります。

大阪で大手外食チェーンの焼き鳥部門に13年間従事してきた足立さんは、その経験を活かして2017年(平成29)12月、地元柏原で「ととり」を開業しました。外からもよく見える厨房や明るいライト、スタイリッシュで開放感あふれる内装にこだわったのは、誰でも入りやすい雰囲気を作りたかったから。実際、女性おひとりの来店も珍しくありません。

奥様がデザインしたシンボルマークを看板や胸元に

会話も弾む!目の前で調理を見られるカウンター席がオススメ

鶏肉は新鮮な但馬の銘柄鶏を使用し、焼き鳥は炭火でじっくりと、お客様の目の前で焼いていきます。備長炭のコンディションは気圧の影響を受けて日ごとに異なるため、都度、火力調整が必要だそうです。

足立知也さん

「一番美味しい状態で出せるように、いろいろ試しながら焼くのが楽しい」と足立さん。カウンター席から焼く様子を眺めていると、ワクワクも募ります。グループ向けのお座敷もありますが、少人数での利用であればやっぱりカウンターでしょう。

ほわほわ食感と口いっぱいに広がる肉汁がたまらない、自慢のつくね

 カウンターの目の前で焼かれるつくね(たれ) 一皿2本 320円


カウンターの目の前で焼かれるつくね(たれ) 一皿2本 320円

数ある焼き鳥メニューの中でもイチオシなのが、大きなつくね。鶏肉をミンチにするところから仕込む自慢の一品です。外はカリッとしているのに、噛んだときのほわっという柔らかい食感がたまりません。口いっぱいに肉汁がジュワッとあふれ、タマネギの甘みと炭火焼の香りが広がります。

型崩れを防ぐために一度茹でてから焼くことが多いつくねですが、足立さんのこだわりは生の状態から焼くこと。その方が肉汁の詰まった柔らかい仕上がりになるのだとか。王道のたれの他、月見やチーズ、梅しそなどと種類も豊富で、全部食べてみたくなっちゃいますよね。

定番の「やきとり」はタレ味。内臓などの部位は塩味がおすすめ。

定番の「やきとり」はタレ味。内臓などの部位は塩味がおすすめ。

口の中で濃厚にとろける一串肝(きも) 従来のイメージを覆す逸品

プリトロッが美味しい肝 一皿2本 290円

プリトロッが美味しい肝 一皿2本 290円

レバーやホルモンが苦手な方でも一度試してほしい一串が肝です。従来のもろもろしたイメージを覆す、プリッとした噛み応えとトロッととろける濃厚さが絶妙です。臭みがなくて食べやすいですよ。

また、こころ(心臓)も弾力があって少し硬い感じが食べ応え抜群。ギュッと凝縮された旨味を味わってみてください。

 

夕飯に一品プラス!お持ち帰りにも人気なボリューム満点の唐揚げ

唐揚げ 500円

唐揚げ 500円

ととりは唐揚げも絶品。パリパリの皮とジューシーなお肉で、ご飯もビールも進みます。1つ1つが大きく、1人では食べきれそうにないほどのボリュームなので、ぜひ誰かとシェアしてほしい一皿。テイクアウトもできるので、夕飯のおかずに困ったら気軽にどうぞ。

ここは一流洋食店!?バターの風味とコクが最高のふわとろオムレツ

プレーンおむれつ 460円(チーズやめんたい味など数種あり)

プレーンおむれつ 460円(チーズやめんたい味など数種あり)

鶏肉料理の専門店で忘れてはならないのが、卵の存在ですね。中でも、地元丹波市産の鶏卵を3つも使うオムレツは、まるで一流ホテルの朝食を思わせる美味しさ。シンプルながら、卵自体の旨味にバターの風味とコクが相まって、洋食店かと感じるほどの逸品です。このふわとろ感、ワインと合わせたくなります。

香ばしいおこげも嬉しい!〆は土鍋で炊いたとり五目ご飯で決まり

土鍋ごはん とり五目 670円

土鍋ごはん とり五目 670円

〆はとり五目の土鍋ごはんで大満足すること間違いなし。釜飯ではなく、土鍋で炊くこのご飯。注文を受けてから取りかかるため30分ほど要しますが、ひと手間加えた料理を追求する足立さんならではのアイデアです。

「和食屋さんのような、ご馳走感のあるものを提供したくて」

家でなかなか食べることのない贅沢感と新しさ、蓋を開けるときの楽しさもあるとり五目の土鍋ごはんは、しっかり混ぜて、香ばしい底のおこげも堪能してくださいね。

焼き鳥は一皿2本ずつ。その他のメニューも目移りしちゃうほど充実しているため、あれもこれもと試してみたいなら、何人かで訪れてシェアするのが断然おすすめ。とはいえ、次の電車を待っている間にサクッと軽く一杯、一人でもふらっと気軽に立ち寄りやすいととり。リピーターにもぴったりな、約2か月ごとに変更される限定メニューにも随時、注目です。

季節に合わせた限定メニューは黒板でチェック!

季節に合わせた限定メニューは黒板でチェック!

text:●新宅裕子●

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