BCPセミナーを開催します。
会場(商工会本所)及びオンライン(ZOOM)の両方で実施いたしますので、
是非、ご参加ください。
複数ご参加頂いても大丈夫です。
日時:9月22日(木)15時~16時30分
チラシ以下、セミナーについての説明を少し記載していますので、
よろしければそちらもご覧ください。
セミナー内容について【担当より】
全国でコロナ感染者及び、濃厚接触者が爆発的に増えています。
同時に、近年、全国的に地震のニュースを見ることが多くなりました。
もし、ここ丹波市で地震やその他の災害が起こってしまった場合、対策は十分でしょうか?
従業員、そしてその家族を確実に守れる対策は万全でしょうか。
災害から何日で通常営業に戻れるでしょうか。
それは、個々の咄嗟の判断だけでは限界があります。
冷静に万全な対応をするためには、しっかりと事前準備をしておかなければなりません。
そのための計画が、「BCP」(事業継続計画)と呼ばれるものです。
BCPは、災害が起きた場合に、どのような行動をとるべきかが明記されたモノになります。
BCPの必要性を感じた過去
私事ですが、平成16年に台風23号の影響で、丹波市は豪雨に見舞われました。
その時、当時山南町商工会に所属していた私は、すでに雨は強くなっていましたが、「まぁ大丈夫だろうと」18時頃に事務所を出て、丹波篠山市の自宅へと帰ろうとしました。
しかし、川代峠、奥野々トンネルが行き止まり。
それから、氷上町からぐるっと回って帰ろうと思い、山南の草部から氷上町の朝阪あたりに抜けようとしていた時だったと思います。
ふと、気づくと、畑や田んぼがあったはずの、道路沿いが「海」になっていました。
どこからから、大きな看板が空から降ってきて、前は渋滞で引き返せず、
大げさではなく、その時「死」を意識しました。
あの時の自分は本当に無知でした。
今なら、ハザードマップで危険な箇所を把握できますし、そもそも、あの状態の時に、事務所から出るようなことはしないでしょう。
そして、周りの他の職員の方にもすぐに出ないよう呼び掛けるという対応がとれます。
商工会でもBCPを作成
その時の「恐怖」の記憶があったので、BCPに対する意識は強かったと思います。
そこからBCPの担当になり、東京海上日動火災の方にもお世話になり、商工会のBCPを職員4人で作りました。
その計画に基づいて、今年、会館での火事などを想定した避難訓練を実施しました。
そして、防災備品も揃えました。
パソコンが破損してもデータを保護できるように、マイクロソフトのクラウドサービスを利用したデータ保存も行いました。
さらに、巡回中に災害が発生した場合の、「安否確認」について、実際の状況を想定して実施しました。
巡回中に、危険な場所に逃げないように、すべての公用車に「ハザードマップ」を備え付けました。
BCPの大切なポイントは、まず従業員、そしてその家族の安全確保です。
そして、業務の肝となる部分を、長い時間停止させないよう、出来る限り早く稼働させるにはどういう対策を行っていくのかを考えます。
東京海上日動の方曰く、BCPがあることで、取引先に対して「信頼」を高められるのだそうです。
取引先にBCPの作成を求める大手企業も少なくないようです。
確かに、災害が起こった時に、計画に従ってすぐに稼働できると、自社だけでなく取引先も困らずに済みますし、取引先を失うというリスクも抑えられます。
ますます必要になるBCP
地震や台風などの災害に加え、コロナなどの感染症の脅威も出てくる中で、今後、BCPの必要性は間違いなく高まってくると考えられます。
ですので、この機会にぜひ、セミナーにご参加頂ければと思います。
今回は、BCPの基本的なことも踏まえた内容ですが、少し、日を空けて、第二弾として、実際に計画策定のセミナーもしくは個別相談を予定しています。
よろしくお願いします。