デイサービスなど介護施設のレクリエーションに!丹波のアイデア商品が面白い!!

デイサービスなどの介護施設では、入居の方々に楽しんでもらうため、レクリエーションやゲームを実施して、一日を楽しく過ごしてもらえるように日々工夫されています。

そんな中で日々のレクリエーションの内容を考えることは、スタッフの方にとっての悩みのタネの一つのようです。


取材協力頂いた丹波市のデイサービスすみれさんにて

介護施設で働くスタッフさんのお話を聞きすると、次のような意見が出てきました。

  • 入居の皆さんが飽きずに楽しめるレクリエーションってないかなぁ。
  • 準備の手間がかからずに、ルールもシンプルなモノがいいなぁ。
  • 少人数から大人数まで、みんなが同時に楽しめるモノがいいなぁ。

そこで、丹波市商工会のアイデア発明委員会では、そんな悩みを解決できないかと、一つの商品を開発しました。


その名は「立体回転ボードピッタシ!!」

この一風変わった名前の商品ですが、「ピッタシ」はこんなことができます。

  • 少人数から大人数まで、みんなが同時に楽しめる。
  • とてもシンプルなゲームなので多くの方が参加できる。
  • 準備の手間がいらず、少しの工夫で飽きることなく楽しめる。
  • 頭の体操(脳トレ)になって脳が活性化する。

立体回転ボードピッタシはこうやって遊ぶ

立体回転ボードピッタシは、1から30までの数字の裏面に描かれた絵柄のペアを探していく神経衰弱ゲームです。

高さ177センチ、幅108センチのヒノキで作られたボードの中に1から30までの数字の板が並べられています。

30個の数字から二つ選んで、絵柄を合わせます。

選んだ数字を軽く押すと、くるりと板が回転して絵柄が現れることから、「立体回転ボード」、絵柄が「ピッタシ」揃えるゲームであることから、「立体回転ボードピッタシ」と名づけました。

絵柄を合わせるだけの本当にシンプルなゲームです。


イベントでの「ピッタシ」デモンストレーションの様子

「ピッタシ」はみんなが楽しめるコミュニケーションツール

デイサービスや老人ホームなどの介護施設では、施設の大きさによって利用者数も異なります。

レクリエーションによっては全員が参加できないモノもありますよね。

「ピッタシ」のいいところは何人でも楽しめるところです。

 

数字を選んでいるのは一人でも、見ている方も一緒に楽しめます。

「あ~、そこじゃないのに~」

「そこじゃなくて、となりとなり~」

一人が考えている間に、周りのみんなも一緒に考えて、楽しみを共有できるから盛り上がれるし、みんなのコミュニケーションが図れるですね。

参加のみなさんもスタッフさんも、誰もが楽しめるのが「ピッタシ」の魅力です。

見ているこっちも楽しくなる盛り上がりです。

準備がいらないから忙しいスタッフさんの手間も省けます

日々、利用者の方と向き合い、忙しくされているスタッフさんにとって、準備が簡単で、かつ楽しめるレクリエーションは最高です。

「ピッタシ」は必要なモノは全部、ボードに備えついていますので、準備の必要もありません。

なので、思い立ったらすぐに始めることができます。


レクリエーションの準備も大変そうです^^

工夫一つで飽きることなく楽しめます

「ピッタシ」には購入時には「くだもの」の絵柄カードがついています。

他に、動物や花など7種類の絵柄(別売り)があって、みなさんが飽きないようにと考えています。

さらに、工夫一つで「ピッタシ」を何倍も楽しむことができます。

「ピッタシ」を購入頂いたお客様に、面白いお話を聞かせて頂くことができました。

あるデイサービスさんでは、15組の絵柄を自分たちで作られているそうです。自分で作ったモノがゲームになってより楽しくなったとのこと。

そして、作ること自体がレクリエーションになります。

また別の施設では、入居者の方やスタッフさんの似顔絵や顔写真を絵柄にしています。

すると、これまで以上にみんなが盛り上がって、笑い声でいっぱいになるそうです。

こんな風に、ほんの少しの工夫でいろんな楽しみ方が生まれてきます。

 

シンプルだけど脳のトレーニング(脳トレ)になります

「ピッタシ」は神経衰弱なので頭をたくさん使います。

ただ、頭を使うだけじゃなくて、周りの方とみんなでワイワイやるってことでとてもリラックスできて、より脳の活性化に繋がります。

楽しくできるので、継続できる。
そして、脳の活性にも繋がって。

一石二鳥ですね。

大逆転アリのハラハラドキドキで最後まで楽しめます

どんなゲームでも大逆転の要素があるほど、最後の最後まで盛り上がります。

そこで、これもちょっとした工夫なんですが、1~30の絵柄のうちの何組かに得点が2倍になったり、3倍になったりするカードが隠れていたりします。

そうすると、勝負に大どんでん返しがあるので、みなさん、最後まで楽しめるんですね。

まさに、「ハラハラドキドキ」のゲームです。


2倍、3倍のマークがついていれば大逆転もアリ!!

自治会や幼稚園・保育園でも

これまでに「ピッタシ」をご利用頂いているお客様は、介護施設以外にも自治会を通して、老人会や子ども会でも活用いただいています。

また、幼稚園や保育園でも園児たちに楽しんでもらっています。

幼稚園などでは、通常の1から30までの数字ではなく、赤色の1から10、青色の1から10、黄色の1から10という感じで、10までの数字と三種類の色を使って、分かりやすく表示しています。

特に幼稚園などでは、一つのクラスだけでなく、いろんなクラスで使えますし、カードを自分達で作ったりもできて、楽しめる要素が満載で喜ばれています。


1から10までの数字で作った保育園や幼稚園用の「ピッタシ」

「ピッタシ」は丹波市の発明好きの商売人が開発

「ピッタシ」は丹波市商工会のアイデア発明委員会が開発しました。

丹波市の商売人さんが集まった組織を商工会と言います。

そんな商工会の中で、常日頃、自分が持っているアイデアを形にしたいという商売人さんが集まってできたのがアイデア発明委員会の始まりです。

>アイデア発明委員会のHPはこちら

当初は、自分の商売に関係するアイデア品について、みんなでワイワイと意見交換をしていました。

しかし、アイデア発明委員会が5年目になったときに、この委員会で何か世の中に役立つ発明品を開発しないかという話になりました。

アイデア発明委員会のメンバーは9人で、結成当時の平均年齢は50歳。

商売もボタンを作っていたり、設備工事をしていたり、酒屋さんであったり、養鶏場をやっていたりと様々な面々です。

そんな委員会のメンバーが自然と自分の年齢に合わせた商品をイメージしたところ、平成25年2月にわくわくゲーム「そろたん」が誕生しました。


最初のアイデア商品「そろたん」

そろたんはこんなゲームです。

「そろたん」は当委員会が開発し、はじめて販売に挑戦した商品です。何度も試作を重ね平成25年に完成しました。

現在地元の自治会、社会福祉協議会、介護施設などでご購入いただいています。同じ色のボールを縦、横、斜めに多く並べていく五目並べと同じ原理のゲームです。

ところがそこに並べれば良いことは分かっているのですがボールが言うことをきいてくれません。

やってみると、大人も子どももハマる面白さです。

 

「そろたん」を購入して頂いた方の声を聞いてみると、こんな意見を頂きました。

「そろたんは面白いけど4人までしか遊べない。みんなで一斉に遊べるモノがあってもいいなぁ。」

その意見を元に、「みんなが楽しめるモノを開発しよう!」となって、第二弾のアイデア商品開発に取り組んでできたのが「立体回転ボードピッタシ」でした。

試作を作って、アイデア発明委員会のメンバーや、他の商工会の商売人さんと遊んでみたところ、思いもよらないほどの笑い声に溢れて、世に出すことにしました。

平成30年3月1日に「ピッタシ」が、ひょうごの新商品の認定を受けました!

購入頂いたお客様インタビュー

ピッタシが商品化されてから、これまでに丹波市を中心に、県内、そして県外でも20台以上ご購入いただきました。

そんなご購入頂いた方の中で、丹波市柏原町でデイサービスを営む「デイサービスすみれ」さんにインタビューのご協力を頂けることになり、代表の久下松代さんにお話を伺いました。


デイサービスすみれ 代表の久下さん

Q.デイサービスすみれさんの一日のスケジュールを教えてください。

A.朝、入居者の皆さんをお迎えに行き、9時15分から16時15分までが営業時間になります。午前は、「ぬり絵」や「ちぎり絵」の他、脳トレなど、主に頭を使うことを中心としたレクリエーションを行っています。

午後は昼食、お昼寝の後に、踊ったりカラオケしたり、輪投げや体操といった、主に体を動かすことが中心です。


午後は体操の時間

Q.ピッタシは昨年商品化されたばかりですが、「ピッタシ」を知るきっかけは何だったのですか?

A.商工会に加入を勧められた際に、「デイサービスの運営に役立つかもしれないこんな商品があるよ」と担当の職員さんに教えてもらったのが「ピッタシ」でした。

それからすぐに、この商品は面白いと感じて即購入です笑

ここで、ちょうどレクリエーションで「ピッタシ」を使うとのことでその様子を見学させて頂くことができました。

数字の裏にある果物の絵柄のペアを当てていきます。

絵柄がどんどん揃っていくほど、みなさんが熱中していきます。すごい盛り上がり!!みなさんとっても楽しそう!

こんな感じで、想像していた以上の熱気でした。

最後にスタッフの皆さんにも「ピッタシ」の感想を聞いてみました。

Q.「ピッタシ」を使っていてどう変わりましたか?

A.「ピッタシ」をやっているときは、みんなに楽しんでもらえるし、やってる自分達がすごく楽しいです!!

今回ご協力頂きました「デイサービスすみれ」の代表の久下さんはじめ、スタッフのみなさん、そして、入居者のみなさん、大変お世話になりありがとうございました。

みんなが笑顔で、とっても楽しそうで、こっちまで幸せな気持ちになれました。

アットホームなふれあいの場「デイサービスすみれ」さんでは、見学・体験のご相談も常時対応しております。詳しくは、「デイサービスすみれ」さんのホームページをご覧ください。

デイサービスすみれ


デイサービスすみれの皆さんが作られた作品

「ピッタシ」の価格っていくらなの?

「ピッタシ」の価格は、59,400円(税込み)になります。

また、購入をご検討の方へ「ピッタシ」の貸し出し(お試し)等にも対応しておりますので、まずは一度ご相談ください。

付属品等の詳細は公式HPよりご確認ください。

>丹波市商工会アイデア発明委員会

注文方法と配送に関して

「ピッタシ」の導入に少しでもご興味をお持ち頂けるようでしたら、必要事項(団体名、担当の方のお名前、住所、ご連絡先)をご連絡ください。心よりお待ちしています。
折り返しこちらからご連絡させて頂きます。

配送に関して、運賃は別途申し受けます。まずは、一度ご相談ください。

丹波市商工会アイデア発明委員会
村上(090-3163-8960)