山間の一軒宿。効能たっぷりの温泉と贅沢なお料理に酔いしれる

国領温泉 助七

丹波市春日町国領でこんこんと湧き出る温泉を、贅沢に楽しめる「国領温泉 助七(すけしち)」は、山間の小さな集落にある温泉。心をやすめてゆったり湯浴みできる隠れスポットとして人気です。

効能たっぷりの温泉に浸かったあとは、丹波の旬がいただける食事を楽しみ、ぐっすり眠る。そんな幸せなひと時を堪能してみませんか?

国領温泉で唯一の宿

「国領温泉 助七」のある春日町国領は、かつて「山之神湯」と呼ばれる湯が湧き出ることで知られ、湯治場として賑わっていた場所でした。

1915年(大正4)に温泉場を新築して創業した助七のほかに、当時は十数軒の温泉宿があったそうです。

現在この小さな集落に残る温泉宿は、助七ただ一軒のみ。一軒宿ならではの落ち着きと静けさ、くつろぎのひと時が楽しめると、全国各地からファンが訪れます。

広々としたロビーの大きな窓からは丁寧に整えられた中庭が覗け、しゃれた温泉宿の風情も。里山らしい静かな風景の中にあって、別世界の雰囲気も醸します。

お部屋は和室が11室。すみずみまで清潔に掃除され、旅人を心地よく迎えます。板の間から見える里山の風景が、せせらぎの音と相まって、とても心地よく、心がふわりと落ち着きます。

効能たっぷりの温泉にゆっくり浸かる

男湯・赤鬼の湯

国領温泉の泉質は、多量のラドンと鉄分とを含んだ単純二酸化炭素冷鉱泉。貧血や消化器・呼吸器の諸病、神経痛やリウマチなどにもよいとされ、ひとたび浸かればしっかり温まり、疲れが取れると評判です。

少しとろみのある湯はやさしい肌触りで、体全体に沁みわたっていくよう。ところどころに湯の花が浮かび、温泉成分の濃さをものがたります。

広々とした露天風呂

男湯は「赤鬼の湯」、女湯は「お福の湯」と名付けられ、1998年(平成10)のリニューアル時に露天風呂もつくられました。広い庭に建てられた大きな屋根の下でゆっくりと温泉につかると、木々を渡る風がとっても心地よく、時間を忘れそう。紅葉が艶やかに色づく秋、庭がライトアップされて、さらに風情豊かになります。

貸切で入れる家族風呂もあるので、誰にも気兼ねなく湯浴みを楽しめるのもうれしいです。

11〜19時の間は日帰り入浴も可能。少し疲れた日には温泉でしっかり温もって、活力を養いたいものですね。

山の幸、川の幸を存分に堪能

11〜3月限定の「ぼたん鍋」

鯉のあらい

お待ちかねの夕食は、丹波の旬の味をたっぷり盛った会席料理やお鍋。冬季限定のぼたん鍋は助七の名物ともいえる料理で、特製の味噌仕立てで煮込むほどに味わい深くなる猪肉は格別。毎年これを目当てに訪れるリピーターも多いです。鯉のあらいや丹波産松茸料理など、四季折々の味わいもぜひ試したいですね。

丹波の旬が楽しめる会席コース(一例)

また、自家栽培の野菜や近海でとれた魚で仕立てた会席料理は、どれも丁寧な仕事が垣間見えます。刺身、焼き物、天ぷら、小鍋からデザートまで、一つひとつにおいしさが弾けます。

締めや朝食でいただく白ご飯の味わいも格別で、何杯もおかわりする人が多いのだとか。

大正初期の歴史を今に伝える温泉宿

「お客様に寄り添う、温かな接客を第一に心がけております」と、主人の近藤さん。

家族経営ならではの温かみのあるおもてなしと、四季の移ろいを間近に感じる贅沢な景色、そして芯から温まる効能たっぷりの温泉と丹波の幸がいただけるお料理。どれもこれもが特別な一軒宿。ぜひ癒やされてください。

 

宿泊プラン 2名1室(2食付き) 1人16,500円~

日帰り入浴 11時〜19時 大人700円、小学生500円、3歳以上300円

家族風呂 1時間4,000円(タオルは有料)

温泉付きお食事プラン 3,630円~

 

<注意事項例>

  • 新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、館内でのマスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンス等に配慮しています。ご協力をお願いいたします。
  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。