心と身体をととのえるサロン。古民家でマインドフルネスを実感!

vida

関西各地でマインドフルネスサロンを営んできた三輪さんが、2022年(令和4)に丹波市に移住。古い庄屋屋敷を生かしたサロン「vida(ヴィーダ)」を開きました。緑に囲まれた静かな場所で、さまざまな体験を通じて身体と心の回復へと誘います。自分と向き合えるサロン「vida」に伺いました。

心のケアに真剣に向き合ってきた半生

vida主宰・三輪さん

20数年、高齢者から子どもまで、家庭内暴力に関わるソーシャルワーカーとして働いていた三輪さん。数々の相談を受ける中で、解決に導けることもあれば、「限界を感じることもあった」と当時を振り返ります。
「当時はカウンセリングとグループワークを中心に取り組んでもらう機会が多かったのですが、いい面はもちろんありつつ、解決までに時間がかるのが悩みでした。また、対話が難しい方にとっては言葉による気づきは得にくい、ということもわかってきて」。

vidaの庭には緑がいっぱい!

その後渡米し、カリフォルニアで出会ったのが、香りで身体と心を癒やす「植物療法」でした。自分がもともと持っている自然治癒力を香りでサポートするセラピーです。

「いい香りを嗅ぐと、自然とよい気分になったりモードが切り替わったりしますよね。植物の香りで心と身体を回復させていく自然由来のアプローチが、言葉での解決が難しい方にも似合うと思って。それに、自分にすごく合っていると感じました。」。

自然のもので心と身体の緊張を解きほぐす

広々としたサロン内

帰国後、大阪や神戸などを拠点に活動していた三輪さん。とあるきっかけでこの庄屋屋敷を紹介され、丹波市への移住を決意しました。緑に囲まれたこの家屋は、まさに自然の治癒力を存分に引き出してくれそうです。

岩盤に横たわり、自らの声に耳を傾ける

植物療法としてのアロマセラピーのほか、さまざまな癒やしメニューがあるのも「vida」の特徴です。とくに好評なのは、岩盤スパとラドン浴。ラジウム鉱石のひとつパドガシュタイン鉱石と、ミネラル分が豊富な溶岩石、森林浴気分が味わえるヒノキでできた、日本に数台しかないという貴重な岩盤に横たわりながら、心身の機能が回復するのを待ちます。

風のラドン浴

この白い物体からはラドンの風が放出。目に当てても痛くないやさしい風で、そよそよと体の表面を風が伝っていきます。筆者も、岩盤に寝ながらラドン浴を体験させていただいたのですが、少しの時間でもすっと落ち着き、とろりとした眠気が訪れました。睡眠不足にお悩みの方や、意識を深くリラックスさせたいとき、心と身体をデトックスしたいときなどにおすすめとのこと。

岩盤・風のラドン浴 5,000円(1時間)

心と体を癒やす楽器

岩盤と楽器を組み合わせたメニューもユニークです。癒やしが得られるとされる432ヘルツに調律した楽器は、形も音色もとても魅力的。心地よい余韻を堪能しながら、深いリラックスの時間をサポートします。

音と岩盤スパ 3,000円(1時間)

ほかにも、触れるか触れないかくらいのやわらかなタッチで行うサロンオリジナルのボディケア「脊柱トリートメント」や、頭の中や体に溜まった思考や感情を3種類の施術で解放する「解放♾️3」など、多彩なメニューを用意。何かモヤモヤを抱えていたり、なんとなく気分が落ち込みがちだったりと不調が続く時、より自分らしく暮らしたいと思う時などに、一度試してみてはいかがでしょうか。

日々の暮らしを大切にする、衣食住

炭で炊き上げるかまどご飯

常連さんからの「施術が終わったあと、ゆっくり泊まれたらいいのに」という声に応え、ゲストハウス事業もスタート。自然に囲まれた広々和室で心ゆくまで休めます。また、丹波産のお米と野菜を中心とした、素材にこだわるかまどご飯の体験も提供しています。
「かまどご飯を食べて、おいしいって泣き出す方もおられました。日々の疲れが取れ、自分のための時間も過ごして、何か湧き出すものがあったのかもしれません」と三輪さんは微笑みます。

おを麻(精麻)

神事などで使われる「おを麻」のワークショップや販売にも携わるなど、自然のものにとことんこだわりながら「vida」を営む三輪さん。
「自然なもので心も体も健康になる。そんなサポートができたらと考えています。内側から美しくなりたい、自分らしく生きたいと思われる方は、ぜひ一度お越しいただけたらうれしいです」。

 

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