大切な家族であるペット。いつまでも長く健康で元気に過ごしてほしいという願いは、飼い主が抱える切なる思いのひとつです。そんなペットオーナーたちに希望を与える商品が、日本鹿100％のペットフード「鹿の匠 丹波」。山南町にて作られるペットフードは、今全国各地から注文が相次いでいます。「株式会社EGサイクル」の神保さんにお話をうかがいました。
日本鹿をペットフードにするメリット
EGサイクル・神保俊英さん
丹波市をはじめ兵庫県各地ではシカによる獣害問題は深刻で、農林業に大きな被害をもたらしています。
そんなシカの獣害対策の一環として、駆除されたシカを食用に加工・販売する株式会社丹波姫もみじが2006年に設立されました。野生動物として初めて兵庫県知事から「ひょうご推進ブランド」の認定も受け、良質な鹿肉の提供を続けられています。
しかし高度な匠の技術により素早く処理された食用鹿肉は、一頭あたりほんの20％程度。株式会社EGサイクルでは食用以外の良質な部位（肉・内臓・骨など）を、ペットフードとして有効活用しています。今では1頭当たりのシカ有効活用率は丹波姫もみじと合わせると85％以上になり、EGサイクルが製品化したアイテム数は50種類以上にのぼります。
「野生の日本鹿ですから、家畜などに与えられる成長ホルモン剤や感染症を防ぐ抗生物質などを投与されることなく、丹波の豊かな自然の中、力強く成長しています。また日本鹿が食べているのは、人工的な加工飼料ではなく、森の恵みである草や木の実です。考えてみれば、これほどオーガニックな素材は他にありません。ペットにとっての健康食材として､また「低アレルギー食品」として注目されています。」と神保さん。
肉はもちろん骨や角もおやつになる
EGサイクルが提供するペットフード「鹿の匠 丹波」の原料は、日本鹿100％。保存料や着色料などの化学的な添加物はもちろんのこと、つなぎなども一切使わずに仕上げています。
風味豊かで、シカの栄養素がしっかりと残る理由は、「新風乾」という独自の乾燥製法を用いているから。低温でじっくり乾燥させる製法は、高温で一気に乾燥させる一般的な製法よりも酵素やミネラルが生き、豊かな味わいが広がるのだといいます。
向かって左は「背骨ジャーキー」。シカの背骨を半割りにして、小型犬でも食べやすい大きさに仕上げました。犬が大好きな骨とともに、骨髄もまた犬にとっては絶品なのだそう。
右の「コラーゲン皮ガム」は、シカ皮を添加物を使用せずに加工し、ロール状に巻いたもの。新風乾製法でコラーゲンがしっかりと残っているので、おいしく食べて、しっかり噛んで遊んだりと、こちらも犬たちは大興奮。「うちも小型犬を飼っているのですが、背骨も皮ガムも喜んで食べています」と神保さんも頬を緩めます。
ほかにも犬の「噛みたい」という欲求を満たし、デンタルケアにも良いとされる「鹿の遊び角」や、骨とともにお肉も楽しめる「スペアリブ」など、多彩な商品をラインナップ。
ミンチ状にした肉や内臓などを細長く仕上げた「まるごとスティック」は、犬はもちろん猫も大好きなおやつです。
天然の発酵食「トライプ」で元気をつくる
胃の内容物「トライプ」をご存知でしょうか。
シカは第一から第四まで4つの胃を持ち、食べたものを分解するため胃を反芻しながら酵素を働かせ、発酵させて消化していきます。
胃の内容物「トライプ」にも乳酸菌や消化酵素が多く含まれているので、酵素をほとんど持たない犬や猫が食べることで、お腹の中から元気にしてくれるのだそうです。
そんな「トライプ」を新風乾製法にて仕上げたのが、こちらの「ドライ・トライプ」です。生の状態だとニオイが気になるものですが、乾燥させることで軽減。ぐんと扱いやすくなりました。新風乾製法で栄養はそのままなのもうれしいポイント。いつものフードにふりかけて与えるのがよいそうです。
日本鹿100％のおやつは犬や猫に安心してあげられるとあって、丹波はもちろん日本各地から注文が相次いでいるそうです。リピーターさんからは、「体調がすぐれない時でもおいしそうにパクパク食べてくれる」「鹿骨や天然のガムがストレス発散に役立っている」といううれしい声もたくさん届いています。
基本的にはオンラインでの販売になりますが、現地に直接行けばペットの年齢やお悩みに合わせたフードの相談もされています。特にトライプは、生だとより一層効果が期待できるそうなのでぜひ与えてあげたいですね。
犬や猫の元気をサポートする、日本鹿100％のペットフード「鹿の匠 丹波」。丹波市にて、大切な家族の一員の健康維持に貢献しています。
※表示価格は全て税込
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