家族三代で守る、新鮮魚介と丹波の食材を使った寿司と和食

みき寿司

2021年(令和3)で創業60年になる「みき寿司」。毎朝新鮮な魚介を仕入れ、家族三代にわたって変わらぬ味を守り続けています。ランチ限定のセットメニューやにぎり寿司にお造り、から揚げなどの一品料理、会席に鍋料理、そしてテイクアウトと、お客さんのニーズに合わせた豊富なメニューを展開。日常づかいから祝い事など、地元の人々の暮らしに欠かせないお店です。

充実したランチメニューで本格寿司を楽しむ

人気の高い「親方のおすすめにぎり」セット2,860円。ランチだけではなく、ディナーでもいただけます。その時の旬のネタ10貫に細巻と赤だしが付いていて、お腹もお財布も満足できる内容です。

ネタは仕入れ具合によって変わりますが、ウニとトロは基本的に入るとのこと。5月末に訪れたこの日は鰹も入り、季節を感じました。少し甘めに味付けされたシャリは小さめに握られ、大ぶりのネタを塩梅よく支えています。米は地元産を使用。創業以来、隣の米穀店が同店の寿司に一番合うよう季節に合わせてブレンドしてくれたものを仕入れ、それに合わせて水加減しています。

こちらも人気のランチメニュー「野立弁当 初音」2,310円。にぎり寿司5貫に細巻、海老と季節の野菜の天ぷら、炊き合わせ、赤だしにデザートかコーヒーがセットになっています。いろんなものを少しずつ食べたいときに。

みき寿司では、野菜などの食材も極力地元産を使用。炊き合わせなどの副菜は繊細な味付けで、これぞ本格和食。細やかで美しい盛り付けも食欲をそそります。

ちらし寿司とお造りがついた「ミニ会席 花」1,980円。天ぷらや茶碗蒸しなどもついたお得なランチメニューです。ちらし寿司をにぎり5貫に変更することもできます(2,750円)。

なお、近頃ニーズの高いテイクアウトは、巻き寿司(432円~)、幕の内弁当(1,080円~5,400円)、寿司(1,080円~)、オードブル(4人前10,800円~)など多数あるので、詳細は問い合わせを。

雰囲気ある各種お部屋は、さまざまなタイプを用意

店内は割烹旅館を思わせるほど広く、利用人数やニーズに合わせて、さまざまなタイプの部屋が用意されています。カウンターには、二代目であるお父様と三代目である息子さん、ふたりそろって立たれることが多いそう。初代は現在表には立ちませんが、奥の厨房で天ぷらを揚げるなど現役で活躍中。

「60年もやっていると、お食い初め、七五三などのご利用からはじまり、お子さんが成長されて、ご結婚の両家顔合わせで使ってもらうこともあって。“あらぁ、あのときのお子さんが…”と、感慨深いですよ」と、おかみさん。

こちらは35年前に別館を建てたときにあわせてつくった「八角のお部屋」。「趣向の変わった座敷をつくりたい」という初代の希望で、八角形をした茶室風の部屋ができました。本館から数歩出た別棟には、専用の玄関も。丹波の木を使った特注の一枚板テーブルが、上質な雰囲気をつくり出しています。

部屋代やサービス料などはかからないので、特別な時間を過ごしたいときは、要予約で利用したいですね。

このほか、宴会や会合などにも利用できる大広間もあり、用途に合わせて選べるのが特徴です。

店内のあちらこちらに60年の歴史を感じる

玄関は2カ所あり、写真左は道路沿いに面したカウンター席用の入口。個室や大広間へは、その左手の少し奥まったところにあるメイン玄関を利用します。

メイン玄関を入ると、石畳の床の先に、個室や大広間、八角の部屋があります。どこを切り取っても趣のある造りは、昭和初期にタイムトリップしたよう。

カウンター席正面に飾られたメニューボードは、かつて漁船の船底として使われていたもので、「寿司」と書いた店の看板だったそう。40年ほど前に店舗リニューアルをした際、創業時から使っていた店の歴史を何か残したいと、初期の看板の一部を裁断してメニューボードにリメイク。店の中央で家族を、そしてお客さんを見守ってくれています。

※表示価格は全て税込

 

<注意事項>

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