豊富な自然でたっぷり遊ぼう!森を生かした企画ならお任せ

遊森 -yushin-

子どもはもちろん、大人にも自然に親しんでもらいたい、との思いで森林や自然を活用した企画・運営を行う「遊森」。代表の青木美子さんが率いる森のイベントは、気軽に自然に触れ合えると毎回大好評です。森のイベントのほかレンタルキッチンスペースも運営する同社に、活動内容をうかがいました。

現代の子どもたちに伝えたい、自然の楽しみ方

遊森の代表を務める青木さんは、春日町で生まれ育った生粋の丹波市民。幼い頃から自然に囲まれ、森を駆け回ったり秘密基地を作ったりと、元気いっぱいに過ごしていたそう。大人になっても自然好きは変わらず、小学校で行われる自然学校の指導補助員として活動。友人とともに立ち上げたキャンプ団体にも子どもを招き、自然の楽しさを伝える活動をしていました。

けれども将来のことを思い、自然学校の補助員やキャンプ団体の活動を控え、一旦、一般職に就くことに。自然とは関係のない仕事を日々行っていましたが、野山を駆け回っていた日々が忘れられなかった青木さん。「やっぱり、自然を仕事にしたい!と思ったんです」と、森を生かした企画・運営を行う「遊森」を立ち上げました。

最初に取り掛かったのが、自宅の裏山の裾野にある人工林の整備です。針葉樹が密集して茂る人工林は太陽の光が届かず、とても暗くて足を踏み入れられない状態でした。針葉樹を間伐すれば遊べるスペースができ、太陽の光も入り、みんなが楽しめる憩いの場になるのではと考えたのです。

さっそく仲間の力を借りながら間伐の作業をスタート。針葉樹を1本1本切り倒し、荒れた地をならしていく作業はとても大変だったそう。現在も整備中ではありますが徐々に太陽光が降り注ぐようになり、気持ちのよい空間が広がっていきました。

この場所を、遊森が企画するイベントのベース会場にしたいと、「まきんこの森」と名づけました。

まきんこの森で行うイベントってどんなもの?

まきんこの森にはあえて遊具をたくさん設けていないのが特徴。そこにある木や土を生かしながら、自由に遊んでほしいとの思いがあります。遊び方が決まっていないからこそ、子どもたちの「やってみたい!」というクリエイティビティが伸ばせる場なのです。

使用料は1日1家族1,000円〜。木登りして遊ぶもよし、基地を作るもよしの、自由な空間です。オプションで、苔玉づくりや薪割り体験、キャンプ料理体験などを付けることも可能。

こちらは、夏に行なった流しそうめんの様子。まきんこの森で流しそうめんをする際には、まず自生している竹を切るところからスタートです。竹を割って削り、ナイフを使って食器作りをして、おいしい流しそうめんを楽しみます。きらきらとした水流や自分で作ったお箸に子どもたちも大興奮!

2019年には音楽イベントも開催。自然に囲まれながら聴く音楽はとても心地よかったはず。このような大勢の人を招いてのイベントや、子ども会の集まりなど、さまざまな使い方ができるのがまきんこの森の魅力ポイントです。

すてきな出会いがたくさん!大好評の「アウトドアこんかつ」

遊森のプロジェクトのひとつとして、2021年6月にスタートした「アウトドアこんかつ」企画も話題を集めています。コロナ禍において出会いの場が少なくなったという声を受け、密になりにくい自然の中で出会いの機会をつくろうとtsugumu-weddingとともに共同企画した婚活イベントです。

まきんこの森からつながる登山道を参加者みんなで登り、景色や自然を楽しみながら山頂を目指します。地元の登山ガイドも帯同するので、道中も安心! 頂上ではフィールドビンゴを楽しんだり、参加者同士でお話ししたりと、アウトドアならではののんびりとした雰囲気で出会いを楽しめます。

下山後はアメリカンスタイルのバーベキュータイム。色鮮やかなお料理がたっぷり出され、参加者同士でワイワイ楽しみながら交流していきます。

告白タイムはあえて設けず、気になる相手にはアプローチカードを贈るのが「アウトドアこんかつ」スタイル。カードはスタッフが最後に手渡してくれるので、アプローチが苦手な人にもうれしいですね。「アウトドアこんかつ」は公式Instagramなどで随時開催をお知らせしていくそうなので、ぜひチェックしてみてください!

https://www.instagram.com/konkatsuintamba/

「コミュニティスペースくぅ&こた」も運営

まきんこの森の運営だけでなく、「みんなのコミュニティ くぅ&こた」というレンタルキッチン・レンタルスペースの運営も行う青木さん。自宅横にあった空き家を改築した2階建ての和モダンスペースで、こちらもさまざまな使い方が叶います。

もともと青木さん自身がカフェを開こうと考えてオープンした場所とあって、広々としたキッチンを完備。スチームオーブン、3口コンロ、冷蔵庫、製氷機など、飲食店を営業するのに必要なものはしっかり揃っています。飲食店営業許可・菓子製造許可も得ているので、出張カフェやお試し飲食店での利用もOK!

木の温もりを大切にした1Fスペース

2Fは秘密基地感たっぷりのロフト

1F・2Fはそれぞれフリースペースで、1Fは10畳のフローリングと8 畳の土間、2Fは10畳と3畳のロフト。土間やロフトに備え付けのテーブルと椅子は、簡単に折り畳んだり移動させたりできるため、広々としたスペースとして使うこともできます。

ロフトから見る1Fの様子

カフェ利用やイベント、ギャラリーのほか、コワーキングスペースとしても活用可能。これまでは、アクセサリー屋さんやかき氷屋さん、出張本屋さんなどが利用しています。

料金はキッチンのみで1時間800円、1棟なら平日1時間800円〜、土・日曜と祝日は1時間1,000円〜です。

「コミュニティスペースもまきんこの森も、何かをやりたいと思っている人に自由に活用してもらいたいです。春日町の自然をみんなで楽しみましょう!」と青木さん。豊かな自然に囲まれた丹波市ならではの遊び場。自分なりの楽しみ方をぜひ見つけてくださいね。

※表示価格は全て税込

 

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