
土木工事一式はもちろん、建築、解体、外構工事を手がける「鷲栄興産(しゅうえいこうさん)」。そのなかの事業部のひとつとして展開する「草刈り本舗」。法人契約の大きい事業から、個人の困りごとまで、幅広く担っています。それを一手に手がける代表の萩野伸也さんにお話をお聞きしました。
法人や団体、個人からの依頼で土木工事一式を手がける
「鷲栄興産」は、土木工事をはじめ、建築・解体、外構工事を手がける事業所で、10年の経歴があります。土木建築会社からの依頼が多いそうですが、自治会からの依頼で農地の一角の水路を整備したり、個人からの依頼で農地を宅地に造成したりすることもあるそうです。
最近の仕事の一例を紹介しましょう。

水路を整備する前
こちらは水路の壁が上の石の重さに耐えきれず、劣化して倒れそうになっている状態です。施主さんからは、「水路の整備はもちろん、水路の壁から水があふれてしまうから壁を高くしてほしい」という依頼がありました。

きれいに整備された水路
この現場では、石をどかして壁を起こし、型枠を作りコンクリートを流し、水路の幅に入るサイズの製品を設置しました。

現場にはこの車で通う
「草刈り」をしようと思ったのは、土木の仕事で県道の草刈りを依頼され実際に現場で草を刈ったとき。「実際に作業をしてみて、草刈りはスピードと体力が命と感じました。早く刈れるし体力的にも自信があるし、自分はこの作業に向いていると思ったんです」と荻野さん。

仕事をする前の、草がいっぱい生えた現場

きれいに草を刈って、防草シートを設置した現場
「草刈り本舗」としては、草刈り・伐採・抜根・剪定のほか、防水シートや防竹シートの設置も行うそう。
心と心がつながるお付き合いを長く続けたい

休耕田の草刈前

草刈り後
荻野さんの強みは「フットワークの良さ」。「一人でやっているので、朝6時から夜の7時くらいまでならどんな時間でも、見積もりに行けるし作業もできるのが強みですね」と話します。田んぼの畔やお宅の庭、お店の駐車場など、仕事場はいろいろ。長年の勘で、かかる時間と手間と仕事量が、現場を見て瞬時にわかるそう。そこから概算で見積もり額を提示して、納得してもらうと仕事に入ります。思った以上に早く終わった場合は、そこから値引きをするというシステムです。もちろん見積は無料。春から秋にかけての時期に仕事が多いそうです。
また、人と人との信頼関係も大切な仕事ということで、価格ではなく、人柄を気に入ってもらって長い付き合いを続けているお客さんもいるそう。
丹波市内でも高齢化が進み、シニア層は「あれもできないこれもできない」とできないことが増えています。草刈りの延長で“町の便利屋さん”として、ペンキ塗りや瓦の葺き替えを頼まれたことも。「シニアの方は、ここはA社、こっちはB社と変えるのではなく、信頼できる一つの業者さんに頼みたい方が多いんですよね。自分ができることは極力引き受けますが、できないことは自分自身が信頼できる別の業者さんを紹介します」と話します。
今後は、外構工事に力を入れたいそうです。「犬用のフェンスを設置したり、コンクリートを打ったり、土間を打ったり、家の横の庭をつぶしてコンクリートを流したり、好きなんです、こういった仕事が」と目を輝かせます。好きなことを仕事にして、お客さんに喜んでもらえたらこの上ない幸せですよね。多くは語らないけれど、職人気質で誠実な荻野さんの仕事ぶりがうかがえるようでした。
<注意事項>
- 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
