丹波のお店とお客さんをつなぐ架け橋 にじいろタブレット

目的に応じて学べるアットホームなパソコン教室

エルパソコン教室

2024年(令和6)11月にオープンした「エルパソコン教室」。パソコンの技術が向上するのはもちろんのこと、仲間とのコミュニケーションが図れる憩いの場として通う生徒さんが多いのも特長です。講師である柴原早苗さんの人柄が伺える和みのパソコン教室を訪れました。

春日町の中核施設の一角にオープン

丹波市商工会春日支所会館

「エルパソコン教室」は、丹波市春日庁舎や春日文化ホールなどが並ぶ春日町の中核施設の一角、丹波市商工会春日支所会館の建物の中にあります。建物のすぐ前には、駐車場も整備されているので便利です。

会館1階を右手に進むと、教室の入り口があります。元々はガラス張りのドアではなかったそうですが、中が見えないと入りづらいということを考慮して、敢えて中が見えるように変えたそうです。
生徒さんは入り口で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えて室内に入ります。

生徒さんの受け入れ先を作るために一念発起

講師で代表の柴原早苗さん

元々は柏原町にあったパソコン教室の生徒だった柴原さん。子どもを産むまでは、全く別の仕事をしていましたが、子どもの手が離れてから、再就職を目的にパソコン教室に入ったそうです。
「指一本でキーを打っていた私が、そのパソコン教室でインストラクターとして、生徒さんにパソコンを教えるようになるなんて…。生徒さんが何をしたいかを考えて、先生の真似をして10年ほど経ちました」。
ところが、その柏原町の教室が突然閉所することになったのです。柴原さんは「楽しんで教室に来られている生徒さんたちの行き場がなくなったらどうしよう」と一念発起し、新しいパソコン教室を立ち上げることにしました。3カ月もの間、あちこち場所を探し、10月末までは従来の柏原町で、11月からは現在の春日町でと、一回も休むことなく教室を継続することができたのです。「柏原町の生徒さんたちがすべてうちに来ることができるようになったんです」とオープン時を振り返ります。

柔軟な対応がうれしい教室

パソコン5台を新設

教室は8人定員の2時間1クール。10:00~12:00、13:30~15:30の2部制にしていますが、それぞれ30分繰り上げて、9:30~、13:00~のスタートも可能にし、通いやすいように便宜を図っています。「お仕事とか、家族の昼食を作る関係で、少し時間をずらした方がいい生徒さんもいて」と、受講時間が相談できるのも、この教室ならでは。入会は随時受け付けています。

生徒さんの年齢層はさまざま

教室は、ワード、エクセル、パワーポイントなど、生徒さんの希望するテキストを使うスタイル。テキストに応じて進み、わからないところがあればその都度柴原さんに質問します。教室のパソコンでも、持ち込んだ自分のパソコンでも対応してくれます。

個人授業も人気

目下生徒さんは42名。60~80歳代のシニア層が中心ですが、40代の現役サラリーマンや小学生もいます。「認知症予防に頭の体操をしたい」「自治会の役員になったから上手に文書を作りたい」「仕事でパソコンを使うから技術を向上したい」など、受講の目的はさまざま。
「全くパソコンが使えなくてみんなと一緒は気後れする」とか「自治会の会計を人に見られたくない」「集中的に会社の資料を作りたい」といった生徒さんのための個人授業もあります。

 楽しい2時間を過ごしてほしい

2時間の授業の途中にある休憩がお楽しみタイム。お茶とおやつでいつも盛り上がるそうです。月4回コースを受講している生徒さんが多いのですが、火曜メンバーや金曜メンバーなど、曜日ごとの顔ぶれがほぼ決まっていて、教室で友達になることが多いとか。

11月の開所時に生徒さんから贈られたお祝いの花がたくさん

11月の開所時には、生徒さんと一緒にごはんを食べて開所祝いをして大いに盛り上がったそう。お祝いの花もたくさん並び、アットホームな雰囲気が十分伝わってきます。
「入り口はパソコン教室ですが、中に入れば憩いの場。楽しい2時間を送ってほしいですね」。将来的には、障がい者の受け入れもしたいと、そのための勉強も始めたそうです。
着物が大好きで着物で授業することもあると微笑む柴原さん。「何かを発見する場所として、気軽に来てほしいですね」。

月謝(銀行引き落とし):
・月2回コース7,200円
・月4回コース11,300円
・月6回コース14,500円
※教室使用料、パソコン使用料は無料
入会金:5,000円
休会: 1カ月1,000円

 

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