
「onigiri and…(オニギリ アンド)」は、2025年(令和7)7月にオープンしたテイクアウト専門のおにぎり屋さん。「丹波のお米のおいしさを伝えたい」と、地元産のお米を使ったおいしいおにぎりを毎日作っています。また、店名の「and…」には、おにぎりと何かをコラボしてつなげたいという想いがこもっています。
国道沿いの定食屋さんと店舗をシェア

国道沿いの定食屋さん「あおいちゃんのおみせ」の看板が目印
「onigiri and…」は、丹波市市島町の国道176号沿いにあるお店。5月に先駆けて開店した、唐揚げが看板メニューの定食屋さん「あおいちゃんのおみせ」と店内をシェアしています。だから、入り口にかけられた暖簾も仲良く半分半分で、2店舗分並んでいます。

店主の芦田いずみさんは、元々飲食関係の仕事をしていて、いつかは自分のお店を持ちたいと思っていたそう。どんなお店がいいか考えたとき、幼いころからおやつ代わりにおにぎりを食べていたほどのお米好きなので、「丹波のお米のおいしさを伝えたい」と、おにぎり屋さんにたどり着きました。自宅がある福知山市と春日町の実家との中間点の市島町で、この物件とご縁があり、オープンすることになりました。

店内入り口近くが、「onigiri and…」の店舗スペースです。ステキな木製の棚に、かわいいおにぎりが並んでいます。「壁も友達と一緒に塗ったんです。本当にいろんな方に助けてもらってオープンすることができました。感謝しかありません」と話す芦田さん。
毎日10~15種類並ぶおにぎりのなかから、ほしいものを選んでトレイにのせ、会計をするシステムです。おにぎりと唐揚げはテッパンの組み合わせなので、一緒にテイクアウトするのもおすすめです。
生産者の顔が見えるお米を使ったおにぎり

炊き立てのご飯はつやつやでおいしそう
「onigiri and…」のおにぎりに使うお米は、春日町にある芦田さんの実家をはじめ、地元の農家さんのコシヒカリです。「できる限り、生産者の顔が見える安心したお米を使いたいんです」と芦田さん。お米の旨みをしっかり味わえるようにガス釜で炊くのもポイントのひとつ。冷めてもおいしいおにぎりができます。ほら、炊き立てのご飯はつやつやで、見るだけでおいしさが伝わります。
おにぎりに欠かせない塩は、100%赤穂の塩を使い、海苔はいろいろ試してみて、お寿司屋さんでも使用している国産の焼き海苔に決めました。
「おにぎりの具材もできるだけ地元産や国産を使いたい」と、隣にある有機野菜の直売所「いちじま丹波太郎」の商品を使うこともあるそうです。
人気のアイテムはこちら

パッケージもかわいい
毎日10~15種類が並び、週末には限定商品が登場します。
どの味もコンスタントに売れるそうですが、定番のなかから人気ベスト3を紹介しましょう。
【第3位】「紫蘇梅干し」(250円)

「紫蘇梅干し」は、梅干しと青紫蘇のコントラストがきれいな一品です。梅干しが真ん中に1個入っているおにぎりは、その部分を食べてしまうとあとが味気ないので、どこを食べても梅干しの旨みを味わえるように、まんべんなく挟んでいます。「他のアイテムも具材の旨みを味わえるよう、集中的でなく、まんべんなく入れるようにしています」。いろいろなおにぎりに使う梅干しは、紫蘇に合うもの、出汁にあうものという観点で選びました。
【第2位】「煮たまご」(330円)

「煮たまご」は、ゆで卵を甘めの味付けにした煮卵を半分にカットし、ごはんと海苔で包んでいます。マヨネーズとの相性が抜群で、トッピングの黒コショウもアクセントになっています。
【第1位】「じゃこと生姜」(250円)

「じゃこと生姜」は、甘辛く炊いたじゃことショウガを炊き立てのご飯に混ぜ込んでいます。ピリッとしたショウガの旨みのあとのやさしい甘みにほっとします。
【番外編】「スパム」(390円)

「スパム」は、金・土曜の週末限定メニューです。沖縄のポークソーセージ「スパム」と薄焼きたまごを海苔で帯巻きした一品。「お肉系のものがなかったので考えました。男性の方も満足できるボリューム感あるおにぎりです」。
【番外編】「チュモッパ」(280円)

「チュモッパ」も、金・土曜の週末限定メニュー。とびっこ、たくあん、韓国海苔などを細かく刻んで混ぜ込んだ韓国おにぎりです。「韓国に通い続けている友達から教えてもらいました」。
季節限定メニューとしては、「アサリと人参の炊きこみ」なども登場したそうです。秋のシーズンは、丹波を代表する特産品の「芋」や「栗」を使ったアイテムが登場する予定で、こちらも楽しみです。
商品や人やいろいろ・・・おにぎりと何かをつなげて

お客さんからプレゼントされたミニポーチもかわいい
取材中訪れたお客さんに、お店の印象を聞いてみました。「3回目の来店です。1歳の孫がおにぎり好きで、朝から2個ペロッと食べるんです。電子レンジで温めたら、出来立てのおいしさがよみがえるみたいで、とてもおいしいです」と。冷凍して保存食のように使っているお客さんもいるとか。「電子レンジ対応の包装をしてないので、ラップに包みかえて加熱してもらえたら」と芦田さん。
子ども連れのお母さんが、「ごはんが苦手な子どもですが、ここのおにぎりなら食べてくれます」と言ってくれたのも励みになったそう。米どころの丹波なので、おいしいお米を食べ慣れている方が多いなかで、褒めてもらえるとうれしいですよね。「地元の友達が顔を見せてくれるのも懐かしい」と話す芦田さん。お店をやり始めたおかげで久しぶりに会えた旧友もいたとか。そんな再会もお店があるからこそです。

テイクアウト用の箱(100円)も用意
9月中旬には、初めてのイベント出店も経験。「声をかけていただいたので、出店することにしました」。イベントについては、これからもお店のPRも兼ねて前向きに検討するそうです。
また、今後は、だし巻きや野菜の煮物など、おにぎりに合うお惣菜も一緒に販売する予定です。
「店名の”and…”の部分は、商品だけでなく、地域の方だったり、生産者さんだったり、何かとコラボしたり、何かと何かをつなげたいという思いを込めてつけました」と話す芦田さん。今後も、楽しいコラボなどいろいろな展開が期待できそうです。
<注意事項>
- 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
