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気の利いたサービスがうれしい地域密着のバイク&自転車店

大石商会

「大石商会」は、自転車、バイクの販売・修理を行う専門店。1925年(大正14)に開業し2025年(令和7)で100年を迎える老舗です。山南町・谷川交差点の角にある自転車屋さんとして、地域でおなじみのお店は、かゆい所に手が届く気の利いたサービスで、地域のお客さんから喜ばれています。

県道沿いの交差点の角にある二輪車屋さん

谷川交差点の角に建つ現在のお店

1925年に開業した「大石商会」は、現店主の大石和之さんで3代目。大石さんは、篠山産業高等学校丹南校を卒業後、西脇市にある本田技研工業㈱の二輪代理店に就職し、サービス部門で修業していましたが、当時の店主で2代目のお父さんが体調不良になり、1年ほどで店に帰ることになったのです。「まだ何もわからない状態で戻りましたので、お先真っ暗で不安だらけでしたね」と大石さんは当時を振り返ります。
程なくお父さんは大石さんが20歳の時に亡くなり、途方に暮れましたが、サービスマニュアルを見たり、西脇の代理店の師匠に教えてもらったりしながら腕を磨いていきました。
現在のお店は、13~14年前、目の前の県道が拡張したタイミングでリニューアルした形。今も昔も、谷川交差点の角の自転車屋さんとして、おなじみの店です。

新しい技術に常に柔軟に対応

多くの工具類が並ぶ工場

二輪車は、ホンダとスズキをメインに扱っていて、ホンダは、半年に一度、座学と実技の講習を受けて資格を更新していく「アフターサービス店」としても認定されています。外車も含めて、修理はどのメーカー、車種でも引き受けることができます。

きれいに整頓されたキャビネット内の工具など

「二輪もどんどん製品がよくなってきて、修理についても、常に新しい技術を取り入れることが求められています。昔ながらの感覚ではだめですね。それに対応するのに、テスター類や工具類も必要で、特殊工具をひととおりそろえることも。新しい技術には工具類も新しくしなくては」と、日進月歩の技術に応じる研修も欠かしません。

自転車修理では気の利いたサービスを実施

各メーカーの自転車を扱っている

自転車については、ブリヂストン、MIYATA自転車、丸石サイクル、パナソニックの正規販売店として、全車種を扱っています。自転車技士、自転車安全整備店、自転車組み立て整備士などの、各種資格や免許を持っているので、何かあったときにも安心です。

試乗車や代車も用意している

一番の繁忙期は、予想通り新年度がスタートする春。各メーカーおすすめの試乗車も用意しているので、実際に乗り心地を試してから、買うことができるのも安心です。アフターサービスが充実しているのも、店の強み。電話一本で、自宅までの引き取りと配送をしてもらえるのはうれしい限り。毎日通学に使う自転車は、中学校まで配達することもあるそうで、保護者の方に喜ばれています。もっといえば、丹波篠山市まで通う高校生は、JR篠山口駅からも自転車で学校まで通っています。だから、駅まで引き取りに行って、修理してまた運ぶこともあるそう。何ともありがたい、かゆい所に手が届くサービスです。「今はほとんど共働きですから、親御さんの負担を軽減してあげたら喜ばれると思って。気持ちの繋がりを大切にしています」と話します。また修理代金についても、最低限でできるよう、便宜を図っています。

さまざまな状況に応じることができる適応力も強み

「故障の原因がわからなかった車輛の修理カ所がわかった瞬間は、なにものにもかえがたい」と話す大石さん。職人魂がうずく瞬間だといいます。それに加え、きれいに洗って納車する瞬間も、お客さんの喜ぶ顔が見えて冥利に尽きるそうです。

今後は、業界的にも少子高齢化が進み、子どもの数が減少するのに伴って、環境も変わり自転車の販売台数が減るのは目に見えているそう。学校の統廃合で、今まで自転車通学だったのが、遠方までのバス通学になることもありうる話です。「アフターサービスをしっかりやって、自転車を買ってもらう努力を続けたいですね」と大石さん。

また二輪車も、排ガス規制の強化により、2025年11月以降は原付1種の生産が終了となります。そのため、原付の販売がなくなり、購入ができなくなるそう。「二輪車を取り巻く状況もガラリと変わり、今後はメンテナンス中心になります」と話します。
現場でたたき上げた技術と、更新講習などを受けて常にアップデートする努力、そして、充実したアフターサービスで、今後も信頼される、安心安全な二輪車の店です。

 

<注意事項>

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