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「未病を防いで健康に」看護師の経験を生かしたかっさケアのサロン

かっさケアサロン リヤン

丹波市青垣町の街道沿いの古民家に完全予約制の「かっさケアサロン リヤン」があります。看護師として長年医療や介護の現場で働いてきたオーナーの芝原愛沙夏(あすか)さんが、西洋医学の視点に、東洋医学や予防医学の考え方を取り入れ、健康につながる体づくりをサポートしています。不調の根本にアプローチすべく、日々力を注いでいる芝原さんに、かっさケアとはどのようなものか、話を伺いました。

看護師の経験をサロンに生かす

衣川曾館

古い宿場町の風情が残る青垣町佐治エリア。かつての庄屋屋敷「衣川曾館」の離れにあるのが「かっさケアサロン リヤン」です。センスのいいドライフラワーや太陽の光を美しく反射させるサンキャッチャーが飾られた部屋で芝原さんが迎えてくれました。

芝原愛沙夏さん

芝原さんは、内科、外科、透析、小児科、精神科など、多岐にわたる医療現場で経験を積んできた看護師です。介護福祉士の資格も持ち、認知症や発達障害の患者とも向き合ってきました。以前は、看護師の仕事にやりがいをもつ一方で、幼少期から病弱で体調不良に悩まされることも多く、薬が手放せなかったそうです。そんな時に心身のリフレッシュのために通っていたエステサロンで声をかけられて、エステティシャンの技術を身に付けます。そして、そのサロンの2号店として2023年(令和5)に柏原で開業しました。

エステティシャンになり、自身の身体のことも見直すなかで「かっさ」と出合います。そこで病気になってから薬で治すのではなく、病院に行くまでもない不調の段階(未病)で体を整え、病気を未然に防ぐという考え方にふれたことが、大きな視点の転換になりました。

“病院に行ったらなんとかなる”“薬を塗ったら治る”ではなく、まずは自分で予防することが大事だと思うんです」と、自身もかっさの施術を受け、集中的に学んで、サロンのメニューに取り入れました。そして2025年(令和7)1月に自宅に近い青垣町へ移転。「かっさケアサロン リヤン」として独立し、地域に根ざしたサロンとして新たな一歩を踏み出しました。

温活から始まる「痛くないかっさ」とは

施術は、まず体を温めることから始まります。小豆の温熱パッドや足温器で、足やお尻、首元などを入念に温め、全身の血の巡りを整えます。
「かっさ」と聞くと、強い力で肌をこすって赤く跡が残るイメージがあるかもしれません。しかし、芝原さんが提供しているのは「痛くないかっさ」です。赤みは2~3日から1週間くらいでひいていきます。

かっさプレート

力を込めるのではなく、肌の状態やお客様の反応を細やかに確認し、部位に合わせて圧を調整しながら、優しく丁寧にプレートを滑らせていきます。施術に使う「かっさプレート」は、水牛の角(つの)や天然石、陶器製を使い分けます。特に水牛の角は肌なじみが良く、髪や肌を美しく保つ成分が含まれていると言われています。

頭部のかっさ

現代はスマホやパソコンの長時間利用により、姿勢の崩れや、肩こりからくる頭痛に悩む人が増えています。かっさで肩や背中の張りを丁寧にほぐしていくと、心地よさを感じるとともに、こわばっていた体がすっとラクになっていくのが実感できます。また、頭部のかっさを体験した人からは「睡眠の質が向上した」という声も寄せられているそうです。

吸玉

カップを背中に吸着させる吸玉は、滞った血液の巡りを促すとされ、むくみ体質の人におすすめだそうです。施術中に皮膚の表面に現れる赤い跡は「しゃ」と呼ばれ、毛細血管から染み出た老廃物が可視化されたものです。

初めて見ると驚きますが、痛みはありません。赤みがひくのは個人差がありますが、長い人で3週間くらいだそうです。

すべての施術が終わったら、温かいお茶(とうもろこし茶、びわの葉茶、黒豆茶、柿の葉茶からセレクト)とインナーケアで取り入れている核酸ドリンクをいただきます。心身ともにリラックスした状態で、話しに花が咲きます。

■メニュー
・よもぎ蒸し 3,500円
・顔ツボエステ 6,000円(60分)
・痛くないかっさ 6,500円(60分)~
・スライドカッピング 7,500円(70分)
・吸玉 8,000円(75分)~

「体の内側から健康に」の思いを込めて地域とつながる

よもぎ蒸しルーム

芝原さんは、普段の料理に手作りの麹調味料を用いたり、できるだけ添加物を避けたりと、食生活にも気を配っています。実は、かつての芝原さんは平熱が35度台と低く、虚弱体質に悩まされていました。しかし、日々の食事を見直して体質改善に努めた結果、今では平熱が36.8度まで上がり、毎日元気に過ごせるようになったそうです。こうした自らの実体験に基づいているからこそ、芝原さんがお客様に伝えるインナーケアや食生活のアドバイスには深い説得力があります。

また、サロンで提供されるサービスには、地域社会への温かい思いも込められています。よもぎ蒸しに使うよもぎは、丹波市内の障害者就労支援施設が地元で採取したものを選定。女性向けのフェムケアには山南町のフリースクールで作られた、よもぎオイルを取り入れ、温活に用いる小豆パッドは、障害を持つ子どもの将来の収入源となるよう開発された商品を使用しています。芝原さんはサロン運営を通して、地域の福祉活動を自然な形で応援しているのです。

「かっさケアサロン リヤン」は、一人ひとりのお客様とじっくり向き合うための完全予約制です。かっさのメニューには、椅子に座って受けられる手軽なコースと、着替えてベッドで横になる全身コースが用意されています。ここで紹介したかっさや吸玉のほか、フェイシャルエステやよもぎ蒸しも好評。「どの施術がいいのだろう」と迷った時でも、芝原さんが丁寧にアドバイスをしてくれるので、気軽に相談できます。

※予約はInstagramのDMや公式LINE、または予約システムからどうぞ。男性は紹介もしくは免許証提示。

慢性的な疲れや不調を感じたら、一度立ち止まって自分の体とじっくり向き合うことも必要だと感じました。医療現場を知る芝原さんだからこその安心感と温かい施術は、頑張る人の背中をそっと押してくれるはず。青垣の穏やかな空気の中で、心身を緩める時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

<注意事項>

  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。