フリーランスのヨガインストラクターとして活躍するフェレイラダコスタあゆみさんは、ヨガに瞑想やメンタルセッションなどを組み合わせたメンタルヨガを教えています。ヨガで体の調子を整え、さらにメンタルケアを取り入れることで、一人でも多くの女性が、毎日を明るく前向きに過ごし、楽しい人生を送れることを目指しています。
ヨガで体調改善し、メンタルトレーニングを取り入れる
あゆみさんは、17年前に双子の女の子を出産後、ストレスや不眠症、冷え性などで体調を崩したことをきっかけに、ヨガと出会います。はじめはDVDを見ながら自宅で取り組んでいました。やがて、身体的にも精神的にも不調は改善し、より深く学びたいとインストラクターの道へ進み、2015年（平成27）に独立。現在は丹波、丹波篠山、西脇の施設やスタジオなど4カ所でクラスを持って、指導しています。
独立後もさらに専門性を高めるために大阪まで通い、瞑想やヨガ哲学、解剖学など学びを深めました。やがて、ただヨガポーズをとって体の調子を整えるだけではなく、オリジナルスタイルを確立していきます。
あゆみさんのレッスンは、概ね5つのステップで進みます。最初に20分ほど時間をかけてストレッチをし、しっかり体をほぐします。このとき、自分の体のどの部分が動きにくいか、どういったクセがあるのかを知り、自宅に帰ってセルフケアができるように押すべきツボを伝えるなどします。
しっかりほぐれて体があたたまったら、自律神経を整えるための呼吸法を教えます。
そして、ヨガのアーサナ（ポーズ）の動きに進み、普段使っていない筋肉の動かし方やインナーマッスルの鍛え方などを伝えます。
さらに、個々の要望を聞きながらおなか周りやくびれ、ヒップアップなど部分別トレーニングを取り入れます。
最後は10分～15分ほど瞑想をして、自分に集中するための時間を持って終了です。
（個別に、メンタルセッションを入れることもあります）
メンタルを整えて、より良い状態の自分になる
あゆみさんは瞑想の時間を大切にしています。ひと言で“瞑想”と言っても、様々なスタイルがあります。ただ思考を止めて無になる瞑想、自分自身のことをより深く知るための瞑想、自己実現に導くための瞑想など。目的別に瞑想のスタイルを構築し、生徒さんを導きます。
ヨガをすると、体の不調は徐々に軽減されメンタルも整ってポジティブになっていきますが、あゆみさんいわく「精神的な部分を整えると、結果的に体調も改善します。その方が解決策として近道になることもあります」。瞑想やメンタルトレーニングをすることで、ポジティブな状態だけではなく、ネガティブな自分も受け入れて、ありのままの自分を表現できるようになるのだとか。
レッスンの際にあゆみさんが大切にしていることのひとつは、自分自身が心地よくあること。レッスン中に様々なメソッドを伝えたり、生徒さんの様子に意識を向けていますが、自分自身が生徒さんと気持ちよくつながっているという意識を持って臨まないと、結果的にうまく伝わらないし、生徒さんたちも心地よい時間を持てないと言います。
「その時間、空間を共有している間は、自分の状態がひいては相手の状態をつくりだしているんです。家の中でお母さんの機嫌が悪いと家中の空気が悪くなる、みたいなことってありますよね。あれに近い。私自身が心地よいと感じてレッスンをし、生徒さんもその発信を受け取ろうと思ってレッスンを受けていただくと、いい効果が生まれると考えています」。
さらなる学びで多方面から、健康なる幸せへとアプローチする
あゆみさんは、オリジナルのメンタルヨガスタイルを確立するために、様々な学びを取り入れています。瞑想は岐阜、ゼロリセットというメンタルケアについては沖縄まで通い、それぞれ指導者認定を修了しました。現代のストレス社会で多くの人が悩みや不調を抱えています。そんな人たちが「自分を大切にして、より人生豊かに生きられるように、たくさんのことを学んで自分スタイルに変えていけるよう、お伝えしていきたい」と、今後はスタジオレッスンだけではなく、オンラインでのレッスンにも力を入れていきたいと言います。
さらに、今秋からは分子栄養学という分野の勉強もはじめるそうです。「人はやはり、心身共に健康じゃないと幸せになれないと思います。これまで運動とメンタルのことを学んできたので、加えて“食”の知識も取り入れ、三方向のバランスで一人でも多くの女性をサポートしていきたい」と、意気込みを語ります。
＜注意事項＞
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