国道176号沿いの飲食店が並ぶ一画は、夜になると各店に灯りがともって賑やかになる。「おいでやす」という親しみやすい名前の居酒屋があるのもここだ。引き戸を開けて店内に入り、靴を脱ぐと一気にリラックスモードになる。カジュアルな雰囲気の店内はカウンター、テーブル席、掘りごたつ式の座敷、そして奥には10人以上のグループが利用できる宴会場もある。
旬の食材を使った料理が中心
「食べて満足、味な店。飲んで満足、和む店」をモットーに長年営業している店主の布施さんが、カウンターの向こうで黙々と料理を作る手をとめて迎えてくれた。
本日のお造り5種盛り（2～3人前）
ホワイトボードに書かれた「本日のメニュー」から、まずはお造りの5種盛りを注文。この日のお造りは、カンパチ、マグロ、タコブツ、サーモン、タルイカ。定番の魚に加えて、その時の仕入れによる旬の魚も登場する。
鶏天タルタルソース
定番の人気を誇るのが鶏天。カラッと揚がった衣、やわらかくて旨みのある鶏肉に甘酸っぱい自家製タルタルがたっぷりかかっている。ビールに合うのはもちろん、夕食としてもしっかりお腹を満たしてくれる。
鶏釜飯
富士山溶岩焼きは、牛肉を溶岩プレートでじっくり焼いて、遠赤外線効果で食感はふんわりとして旨みを閉じ込める。オープン当初から愛されている鶏釜飯は、25分ほど時間がかかるので、シメに頼みたいときは早めに注文しておこう。
寒くなると恋しくなる鍋料理は、塩ちゃんこ、地どり鍋、豆腐チゲなどが１人前からオーダーできる。ちなみに夏には、ハモ鍋も登場するので、年間を通して美味しい鍋料理が味わえる。鍋料理は予約しておくのがベスト！
兵庫の地酒、さまざまな焼酎などアルコールも豊富
生ビールは一番搾り、日本酒は地元山名酒造の奥丹波や香美町の香住鶴がある。市外から仕事や旅行で来ている人には地酒は好評で、数ある和のメニューに美味しい地酒を合わせてゆっくりくつろげる。
焼酎の種類も多く、黒霧島に赤霧島などの定番に加え、そば焼酎やゴマ焼酎の変わり種もあり、メニューを見るだけで焼酎好きはうれしくなってくる。もちろんノンアルコールやソフトドリンクもあるので、運転をする人も安心。
カウンターからグループ席まで、ゆっくりくつろげる店内
カウンター、テーブル席、座敷はすべて掘りごたつ式なので足をのばしてリラックスできる。仕切りもあるので、となりの席と目線が遮られる分、落ち着いて食事を楽しめる。
奥にはグループで利用できる広い部屋があり、仕事仲間やゴルフ等、趣味の仲間と集まるのにも便利。また、店内分煙、宴会場には喫煙室がある。
おつまみだけで軽く飲んでいく一人客がいれば、ビールとご飯もので夕食をとる人、グループで季節の鍋料理など、様々に利用されている店。氷上で5年、ここ柏原に移転してから来年の3月でまる20年になる。各種ＱＲコードで支払いができる点も便利な、地元密着の居酒屋だ。
＜注意事項＞
- 新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、店内でのマスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンス等に配慮しています。ご協力をお願いいたします。
- 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。