自動車販売と整備を行う市島自動車は、まちの車屋さんとして長年地元の人々の愛車に関わってきました。子どもが免許を取ったから、孫の車を選びたいからと、家族みんなから頼りにされる存在です。新車と中古車の両方を扱い、ベテラン整備士がいるので車検や整備なども全部まかせられます。現在、整備スタッフを募集中ということで、業務内容に加えて職場の雰囲気もお伝えしましょう。
新車、中古車、両方を取り扱う
店の前の道路沿いに新車が展示されています。主にスズキの自動車を扱っていますが、トヨタやホンダなど他のメーカーのものもOK。農業用の車として人気があるスズキの軽トラックは、使い勝手がよくて長く乗る人が多い車種です。
各種中古車も扱っていますが、こちらも軽トラックの需要が多いそうで、下取りをお願いする場合は古い車でも比較的高い値段で取引されているそうです。軽トラックに限らず中古車を希望される人は相談しておくと、長年のネットワークでよい車を探してもらえます。
求められる車種は、年代や主な用途によって違います。子どもができたから乗り換え、遠出したいから乗り換え、年をとってきたから運転をサポートする機能がある車など。目的、予算、好みを伝えてアドバイスをもらうのもいいかも。たとえば、小さい子どもがいる人は後ろスライドドアなら、ドアの開閉で隣の車にぶつけるリスクはないし、お年寄りを乗せることが多い人は、乗りやすい低床フロアで大きめのドアなら頭をぶつける可能性も低いですね。シートの高さも乗り降りの際には重要です。
車検とメンテナンスも任せられる
創業は1964年（昭和39）、この60年のあいだに社名や組織は変わりましたが、ずっと地元密着で営業してきました。60年前というとまだ自家用車が少なかった時代、車は高級品で、一家に1台なんて夢のまた夢でした。だからお父さんたちは大切に整備して、休日のたびに洗車・ワックスも自分でやっていたようです。
今でも大切に長く乗るには車検やメンテナンスはとっても重要だから、信頼できる整備工場を選びたいもの。市島自動車でも車検や法定点検はもちろん、遠方への旅行の際の点検なども受けているそうです。タイヤの空気圧を見るとかベルトのゆるみがないかとか、少し確認してもらうだけでも安心ですね。「高速道路を長距離走る時などは、空気圧を適正なものにしておくほうが燃費もいいんです」と田中社長。
車検の際は、事前にざっと見て簡単な見積を出してもらえるので、心づもりができます。部品の手配なども前もってやってもらえるので、点検がスムーズに進みます。
また、お客さんが忘れないように、定期点検のお知らせはがきは必ず出しているそう。いのちを守るものだから早め早めの部品交換やオイル交換で、安心して乗りたいですね。社長をはじめ、整備士は経験豊富なベテランぞろいだから信頼できます。車検などで車を預ける時は、代車を借りることもできます。
整備面から安全運転を支援
酷暑といわれた今年の夏は、エアコンの故障でかけこむ人が多かったそう。エアコンのガスが漏れていたり、部品が傷んでいたり、原因は様々で「こんなに暑いと、エアコンにかかる負荷も大きいんですよ」と聞くと、機械に疎い私はなるほどと納得。気軽に相談できる車屋さんの存在は心強いですね。
また、周りに何人も夏場にタイヤが破裂するというこわい経験をした人がいるのですが、と話を聞いてみると、「すり減ったタイヤだと路面に接地する面が広いので、熱をもったアスファルトの影響をもろに受けてしてしまうこともある」そう。タイヤの状況を把握して早めに交換しておけば、こういったリスクも少しは軽減できるのかもしれませんね。
これからの季節、冬タイヤの交換も恒例のメンテナンスです。急に寒くなったり降雪予報が出ると一度に多くの人が来られるので、混み合うことが多いのです。事前に日にちだけ予約しておけば、来た順に対応してもらえます。このタイヤ交換のタイミングも、タイヤの消耗具合をチェックしてもらうチャンスです。
「手に職」が生かせる職場
市島自動車では現在、整備士を募集中ということです。市島自動車は、整備部門の中心となる社長と専務、事務部門はそれぞれの奥さんが担当しており、アットホームな職場です。「経験が浅くても、ベテランメンバーが丁寧に教えますから安心してほしい」と田中社長。
残業はほとんどなく、プライベートな時間もゆっくりとれます。さらに年に2回は、地元の料理屋で食事を兼ねた懇親会で労をねぎらいます。夏にはバーベキューで、みんなで盛りあがるとか。有給休暇や賞与、社会保険関係も完備しているので、気になる人はハローワークで詳細を見てくださいね。
豊かな自然が残る市島で、手に職を活かせる職場です。「自分が整備した自動車が安全に走って、お客さんに喜んでもらえる、やりがいのある仕事です」と田中社長の声はとっても力強かったです。
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