国道176号線沿いにあるこちらの看板。見覚えがある方も多いのではないでしょうか。
丹波市柏原町にオフィスを構える「株式会社デンテックス」。この看板を見ると、電気や空調、ITや情報通信関係の会社ということがわかります。そして何やらちょっと気になる「おたすけ隊」の文字も。これは一体どんなことを行っているのでしょう？
この会社の特徴について、社長の岸田好史さん、総務部長の梅澤正博さんにお話を伺いました。
株式会社デンテックス 社長 岸田好史さん
株式会社デンテックス・3つの得意分野
株式会社デンテックスの創業は昭和20年。電灯線電圧調整の変圧器の製造や、ラジオの修理、ラジオの高周波コイル作りや卸売などから始まり、昭和40年頃からはテレビ共同受信施設の設置や家電の卸売も行うようになりました。その後時代の変化に応じて様々な分野に裾野を広げ、その技術力への安心感と信頼感から、長年地域で頼られてきました。そして現在の「株式会社デンテックス」には3つの大きな得意分野があります。
株式会社デンテックス総務部長 梅澤正博さん
得意分野その① 市内各所の「通信」は株式会社デンテックスにおまかせ！
情報通信事業部は、光通信やCATVなど、情報通信関係の業務に携わっています。身近なところで言えば、丹波市の「防災無線」（防災行政無線通信システム）の整備も株式会社デンテックスのお仕事の一つです。
2019年末に文部科学省が「GIGAスクール構想」を打ち出し、全国の小中学生1人1台のPC割当やクラウド活用を前提として、高速ネットワークなどの環境整備計画が立ち上がりました。情報通信事業部では、丹波市や三田市の小中学校に届けられたPCの配線、インターネット環境の整備なども担当。丹波の子どもたちがパソコンを使いこなせるようになったら、それは株式会社デンテックスのおかげかも……
得意分野その② 空調・太陽光発電などエネルギーに関わる仕事の実績がすごい！
空調設備の工事を中心に関わるクリーンエナジー事業部では、学校や事業所のエアコンや照明、太陽光発電、オール電化の工事等に携わります。特に太陽光発電では300件以上の施工実績があります。
得意分野その③ テレワークシステム導入もおまかせ！ オフィスを便利に
ITソリューション事業部では、OA機器や家電製品の販売、情報セキュリティの安心・安全な環境設計などを行っています。テレワークへの関心が高まる昨今、株式会社デンテックスでもテレワークシステムを実際に導入し、希望する事業所に提案し、システム設計を行います。まさに今の時代に欠かせないお仕事ですね。
株式会社デンテックスの事務所内部。上部モニターでテレワーク管理を行う
技術力確かな株式会社デンテックスがお家に来てくれる！「住まいのおたすけ隊」
多くの公共施設や事業所で確かな技術力が評価される株式会社デンテックスですが、「もっと地域のご家庭のお役にも立ちたい」と考えていた岸田社長。そんなある日、坂本光司著「日本でいちばん大切にしたい会社」を読み、紹介されていた同業種・島根電工の「住まいのおたすけ隊」に感銘を受けました。
島根電工が始めた取り組み「住まいのおたすけ隊」とは、ご家庭からまちの専門業者に直接お仕事をお願いできるサービスです。中間コストのかからない価格や、近くの業者ならではのスピーディな対応で安心できます。「この取り組みをうちの会社でも取り入れたい」と、株式会社デンテックスも2014年に加入しました。
専門技術でお家の「困った！」を解決してくれる「住まいのおたすけ隊」
住まいのおたすけ隊のメンバー
株式会社デンテックスの「住まいのおたすけ隊」は、「コンセントが少なく不便」「ブレーカーがすぐに落ちてしまう」など、日々生活していてありがちな、電気周りの「不便」「困った」はもちろん、「高くて手の届かないところにある電球を替えてほしい」という小さなたのみ事や、「雨樋が詰まって困っている」という電気関係でないお願いにも幅広く対応しています。
「困ったことなら何でも相談していただければお伺いいたします。その場でお見積りもできるのでお気軽にお問い合わせください。お見積りは無料です」とのこと。現地調査の上、どれくらいの金額になるかわかるのは安心ですね。
この機械を使うことで、お見積書がその場で出力できる
電気を使うところのお手入れや掃除は、なんとなく怖くて後回しにしてしまうことも多々。筆者は、ほったらかしになっているエアコンや換気扇の内部の汚れがとても気になっているので、近々お見積りに来てもらうつもりです！
公共施設から一般家庭まで、電気や通信の技術を駆使していろんな問題を解決してくれる株式会社デンテックス。近くにこんなに頼れる会社があるなんて安心ですね。「住まいのおたすけ隊」については、お得なクーポンつきのチラシの配布やWEB配信も行っているので、新聞の折込チラシやホームページを要チェックです！
text:済木麻子