丹波栗や大納言小豆、いちごで地域に密着した和洋菓子製造販売

ときわ堂

氷上町常楽に店舗を構える『ときわ堂』は2021年に70周年を迎え、ゆめタウン内にある『お菓子の夢工房Tokiwado』は2020年11月に開店25年周年を迎えました。

ショーケースには丹波栗や丹波大納言小豆、丹波産いちごを使った和洋菓子や、地元氷上高校の学生とのコラボをしたオリジナルケーキが並びます。お店を訪ね、3代目の辻和久さんにお店のコンセプトやおすすめ商品をご紹介いただきました。

丹波の名産が詰まった黒豆フィナンシェ・丹波大納言フィナンシェ

ときわ堂は、丹波市氷上町常楽に本店があり、創業当初はパンの製造販売から始まったそうです。その後和菓子製造を開始していましたが、和久さんの父で2代目の康信さんの時代に洋菓子中心の品揃えに切り替えました。洋菓子を作り始めた当初から作っている「黒豆フィナンシェ」「丹波大納言フィナンシェ」(各1個500円)は、販売当初から多くのファンに親しまれています。

また、ときわ堂ではイチゴシーズン限定のケーキがあるとのこと。お話をうかがうと、地元でイチゴを生産しているあぐり丹波(丹波市氷上町新郷)で採れる珍しい白いイチゴを使ったロールケーキなんだとか。名前は「丹姫」(まごころひめ)と聞くだけでプレミアム感が伝わります。例年2月から6月ごろまで1個400円で販売している「丹姫」は、ファンの方から販売が待ち遠しいという声が多く聞こえます。「地元の特産品を生かし、地域に根付いた商品をお客さんに提供していきたい」という和久さんの思いから生まれた商品です。

大河ドラマ「麒麟がくる」にちなんだ「丹波戦国太鼓」

 

丹波大納言小豆と白色の丹波白雪大納言小豆の餡(あん)をメインとした2種類の和菓子「丹波戦国太鼓」は大河ドラマ「麒麟がくる」にちなんだ商品。生地の表面には黒井城主、赤井直正と戦国武将、明智光秀の家紋が入っています。大河ドラマが新型コロナの影響で一時中断する事態もありましたが、ドラマの進行につれて、売れ行きも伸びており、お遣い物やお土産としても好評なのだとか。値段は10個入り1500円(1個150円)です。

27種類のケーキから好きなものを選べるバイキング

ゆめタウン内のお菓子の夢工房Tokiwado店の一角には「イートインコーナー」があり、お茶とケーキはもちろん、ピラフやパスタといった軽食も楽しめます。

メニューの中で一段と目を引くのはケーキバイキング(90分制)。ショーケースから選ぶことのできるケーキ(種類は日によって異なります)の中には、丹波モンブラン、たんば黒豆ブリュレ、ピーチムースなど地元素材、季節素材をふんだんに使われたケーキも多く、盛りだくさんで満足すること間違いなし。

ドリンクはコーヒー、紅茶、オレンジジュースから選べ、コーヒーと紅茶は飲み放題なのも嬉しいところ(オレンジジュースはおかわり不可)。時間はイートインコーナーの営業時間の10:00~20:00まで。大人(中学生以上)1800円、小学生1300円。2歳児までは無料で、3~6歳児はドリンクオーダー必須となります。更に17時以降の利用は各300円引きです。予約優先のため、ケーキバイキングを希望の際は事前予約しておくと安心です。

丹波大納言ぜんざいフェア期間限定で小豆ぜんざいを提供

丹波白雪大納言小豆ぜんざい

丹波大納言ぜんざいフェア開催期間中の11月から2月中旬にかけては、丹波大納言小豆と丹波白雪大納言小豆の紅白2種類のぜんざい(各800円)を提供しています。丹波白雪大納言小豆のぜんざいは、猪の形をした最中に丹波白雪大納言小豆が入っており、そのまま食べるもよし、ぜんざいにいれて食べるもよしと2パターンを楽しめるぜんざいです。

戦後、初代の辻正雄さんがパンの製造を始めて70年。時代が変わり、お客さんに提供するものがパンから洋菓子作りに変わっても、丹精込めて作った手作りの味を届けたいという思いは息子、孫の代へとしっかり受け継がれてきました。今後も地域の素材を使った旬の味が楽しみですね。

 

※価格はすべて税抜です。

 

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