自分の健康のために、そして家族のために学ぶリンパテクニック

fulala(フララ)

氷上町常楽で長年サロンを開いている岸田高子さん。16年経った今は、施術するよりもセラピストやインストラクターを育てることの方が多いそうです。「ここに来る人の7割が健康のため、3割が美容目的です」と言う岸田さん。加齢によってホルモンバランスが崩れたり、定年や転職などの環境の変化に適応できなかったり、40代で更年期の症状が出る人もいるそうです。そんな人にとって自分でできるリンパトリートメントはとっても魅力的なもの。岸田さんのリンパ・ビューティテクニカルスクールでお話を伺いました。

体調不良のつらさを乗り越えて

岸田さんは20年ほど前、体調不良が続いて、何をする気にもならず、家に閉じこもっていた時期があったそうです。子育てから開放されて自由に動けるようになっていたのに、そのつらさは生半可なものではありませんでした。ある時、リンパという言葉が目に留まり、体験に出かけました。誰にも会いたくなくてふさぎ込んでいたのに、一人で大阪まで足を運んで、リンパの施術を体験。「続けたい」と思ったそうです。

そして、自分が元気になるためにセラピストの技術を習おうと決心します。カラダのしくみ、食のバランスなど、学ぶことが楽しくて夢中になっている間に、どんどん元気になっていきました。さらに、東京でより本格的に技術を習得。カルチャーセンターで教えるようになり、全国各地から呼ばれるようになります。福島などの被災地へも足を運び、多くの人に癒しを提供してきました。かつて動けなかったことがうそのように、アクティブになったのです。

習い事の一つとしてリンパを学ぶ

生徒の多くは、自分の健康のためにカラダやリンパのことを知っておきたい、親の介護の一助になれば、子どもの手が離れたら家でできる仕事に、と目的を持ってやってきます。

人体の構造や経絡の場所を学び、皮膚を手でなでてリンパ液をスムーズに流していきます。老廃物を流すイメージですね。教室では相モデルで互いに施術の練習をするため、レッスンを終えるとみんな血行がよくなってすっきりとした顔つきに。教室のあるサロンはいつも笑いが満ちて、「癒されに来ている」と言う人や、「リンパを習うのは自分のため」とお稽古ごとのように楽しんでいる人もいます。

セラピストやインストラクターのコースを修了して開業している人にとってもここは大切な場所。資格をとっていても、小さな迷いやわからないことが出てくるため、定期的にブラッシュアップにやってきます。岸田さんはその経験から、的確にアドバイス。「先生は出し惜しみせずに何でも教えてくれる」とは生徒さんの声です。

訪れる人に人気なのが、よもぎの成分を含んだ蒸気で温める「よもぎ蒸し」。冷えなど女性特有の悩みを持つ人におすすめで、たっぷり汗をかいて、すっきりします。

夫や息子が内装に協力してくれたサロン

サロンの内装は左官業を営むご主人と息子さんが担当してくれました。壁はクロスではなく光触媒を使ったもの、天井は珪藻土を使ったもので、ほどよく湿度を保ち電磁波も吸収してくれる素材だそうです。風水も取り入れ、居心地の良さはそのせいもあるのかと感じられます。

斉藤一人さんでお馴染みのスリムドカンが買えるのは、このエリアではfulalaだけなので、愛用者には喜ばれているそうです。健康茶や化粧品、雑貨などもあるので、この心地よい空間で健康談義・衛生談義に花が咲きます。

 

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