「事業者の黒字を増やしたい」から様々な角度からアドバイス 木村貴之税理士事務所

木村貴之税理士事務所

左から薄木貴税理士、木村貴之税理士、足立均税理士

毎年確定申告や決算の季節になると憂鬱になる人は多いですね。通常の業務に加えて決算業務が増える上、利益が出ているのか否か、税金はどうなるのかと、心配ごとが次々に出てきます。そんな時は、商工会や税理士に相談するのが一番。地元で長年、税務相談などに対応してきた足立均税理士事務所が、2022年(令和4)1月1日より事業承継により、木村貴之税理士事務所として、さらに精力的に地域の人々の相談にのっています。

インボイス制度にも備えて

後継者問題はどの業種でも深刻です。売上げも利益も上がって、得意先もあるのに、後継者がいないという理由で廃業する事業所のことを聞くたびに残念に思います。かつて、事業は親から子への承継が一般的でしたが、最近では事業規模の大小に関わらず、血縁関係にこだわらない承継が増えているそうです。
木村貴之税理士も修業時代からお世話になった事務所の後継者として、事業を引き継ぎました。「新卒で入社して、足立先生や顧問先に育ててもらいました。その恩返しという思いもありました。プレッシャーはありますが、これまで以上に努力していく決意です」と抱負を語ります。

事業承継の問題もあって、近年M&Aを視野に入れた相談も増えています。より良い条件で買い取ってもらうためには、企業価値を正しく評価することが求められます。自分が想像する以上に企業価値が高い場合もありますし、その逆もあるでしょう。自己判断や相手との口約束はトラブルの元。そこは専門家である税理士に入ってもらって、時間はかかっても正確に進めたいですね。

地域柄、兼業農家の申告も多く手掛けています。法律は改正されるので、うっかりミスや勘違いなど、素人判断で余計に労力がかかってしまうことを考えると、プロに相談したりまかせてしまうのが安心ですね。最近丹波市で増えているのは移住してくる人です。新たに開業したり複数の仕事をしているケースもあるため、相談に来られる方も多いそうです。

今年はインボイス制度も始まります。よくわからない、という事業者が多く、各地で説明会や勉強会が行われていますが、課税業者と免税業者、どちらも真剣に考えなければなりません、そこは専門家の力を借りたほうが安心ですね。

ITにも強い税理士事務所

税理士さんとのお付き合いは税金対策だけと思いがちですが、事業活動にまつわるいろんなことをアドバイスしてもらえます。もちろん個人の確定申告もOK。白色申告、青色申告、法人成り、どれが本人にとって一番よいのか、プロならではのアドバイスは信頼できます。なんといっても木村税理士を含めて税理士の有資格者が3人いるのは強みですね。複雑な案件でも3人分の経験と知識を活かせるからです。

顧問契約の場合は毎月訪問して数字を確認してレポートを提出し、資金繰りの相談、金融機関との付き合い方のアドバイスや橋渡しまで、様々なサポートを行います。収支を正確に把握することで安心できるし、何かあっても早めに手を打つことができます。
「企業の黒字化に貢献したい」と木村税理士の言葉は力強く響きました。今、社会の変化はものすごく早いです。時代の波に乗り遅れないように、黒字の時に次の一手を打つことは大切。黒字の時だからこそできることがあるはずで、たとえばITを使った効率化もそうですね。実は木村税理士は理系出身でITの知識も豊富。一つのデータからシステムを連携させて、事務作業の効率化を指導したり。預金の入出金やクレジットを自動で読み込むようなクラウド会計も提案しています。

税理士を目指す職員を応援

木村税理士は大学卒業後、生まれ育った丹波に戻って、この税理士事務所で働きながら国家資格をとりました。その経験もあって、「税理士を目指す人を応援したい」と社員の資格取得サポートにも力を入れています。勉強のための時間や休暇もとりやすくし、実務からも学べるように采配。「本気で税理士になりたい人は、この事務所で勉強しながら夢を叶えてほしい」と熱く語ります。たしかに3人の税理士や先輩たちがそばで応援してくれるのは心強いですね。
さらに創業者の強い思いもあって、長年職員のスキルアップも応援しています。ファイナンシャルプランナーの資格も全員が取得。ちなみに木村税理士は、税理士、AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャルプランニング技能士、ITパスポート、情報セキュリティマネジメントなどの資格をお持ちです。

176沿いのショップの2階が事務所

納税者として節税は気になるところですが、知らずに多く納めていないか、適正な税額か、応能負担ができているかといったことはプロにチェックしてほしいですよね。スタッフも外注でいいのか、人材を雇ったほうがいいのか・・・考え出すと、相談したいことが多々出てきます。

コロナ関係の助成金や補助金申請などの情報提供、開業前の相談、決算作業のみという単発案件など、様々な依頼に対応してもらえます。初回の相談は無料なので、悩んでいるならまずは話を聞いてもらうことをおすすめします。そのあと、どういったサポートをしてもらうかは人それぞれ。

「事業承継してから、今まで以上に考えることが増えて、365日ずっと仕事をしている感じですが、人に喜んでもらえる仕事なので、やりがいがあります」と木村税理士の言葉が力強く響きました。

 

<注意事項>

  • 新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、事務所内でのマスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンス等に配慮しています。ご協力をお願いいたします。
  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。