コロナに負けずにいつまでも美を追求したい

ビューティサロンチャーム

「ビューティサロンチャーム」は、美容家歴47年の大地かめよさんが営むサロン。カットやパーマなどのヘアはもちろん、オールハンドのエステも手がけています。コロナ禍でコロナウイルスの感染の恐怖におびえ、いろいろなことを自分に問いかけ、気持ちもふさぎ込んでいましたが、お客さんにも励まされ、もう一度前を向いて一歩ずつ進み始めました。そんな大地さんに心境をお聞きしました。

自宅サロンでヘアとエステの二本立て

たくさんのグリーンが飾られた入口

待合コーナー

大地かめよさんは、結婚前から美容師として働き、子どもを育てながらも仕事を続けていましたが、3番目の子どもが生まれた時に、独立して自分の店を持ちたいと思ったそうです。よその土地で店舗を借りて5、6年営業したのちに、自宅の隣に店舗を建て「ビューティサロンチャーム」を始めました。

それから33年、現在ではヘアに加えてエステも手がけています。

エステコーナー

エステ歴は15年。東京で腕を磨いたオールハンドのリンパトリートメントを取り入れています。30分間のフェイスが基本でデコルテのメニューもあります。オプションで、頭や眼精疲労に効果があると言われている、ヘッドやフェイストリートメントをすることも。

「お客さんをきれいにしてあげたい、お客さんに喜んでいただけたらうれしい」そんな毎日の繰り返しで、大地さんは楽しく仕事をしてきました。

カット3,800円(シャンプー付・税込)

エステ(フェイス)3,480円(30分・税込)、デコルテ(肩)3,800円(30分・税込)

近隣の薬草薬樹公園のフレッシュ館でも稼働

本格薬草風呂があるリフレッシュ館・丹波の湯

人一倍努力家で働き者の大地さんは、自宅サロンでの営業が終わった後、18:00~20:30まで、近隣の施設、丹波市立薬草薬樹公園のリフレッシュ館で施術をしています。自宅サロンのお客さんは主に女性ですが、こちらでは男性のお客さんも。「お風呂上がりにリラックスできると喜んでいただけます。いろんな方が来られるので、人の動きを見ているだけでも、自宅サロンとは違う楽しみがあります」と。

コロナが怖くて身体と心が震えた日々

店主の大地かめよさん

毎日のように、自宅サロンやリフレッシュ館で、精力的に仕事をこなしてきた大地さんでしたが、2020年(令和2)4月新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が発令され、5月に解除になった頃から、コロナが怖くて怖くて、手先が動かなくなったそうです。

テレビでいろいろな報道がされている正体不明なウイルス。「自分が感染したらどうしよう」「お客さんに感染させたらどうしよう」「この店からコロナが広がったら困る」・・・。お客さんと直接ふれあうことが多い仕事柄、考えるのは悪いことばかり。

技術者として自信をもって施術しないといけないのに、何をどうしたらいいのかわからず「頑張るって何だろう」「負けないでって何のこと?」と仕事を続けてもいいのかという自問自答の日が続きました。

そんななか「そろそろ行くからね」と、お客さんからの予約があり、窓を開けっぱなしの状態で施術をしたそうです。「心配しなくていいよ」とのひとことで、やさしい言葉に励まされ、現実に目を向け、原点から考え直そうと思ったとか。お客さんにもマスクをしてもらって、終わったら丁寧に消毒をしてなどと、感染予防のためにやるべきことをしっかりやって、日々の仕事をこなすようになると、手が思うように動くようになったのです。

「お客さんから教わることがいっぱいありました」と、大地さんは振り返ります。

今後はウィッグにも力を入れたい

試着できるウィッグもある

2020年(令和2)から、大地さんが力を入れているのが、かつら・ウィッグです。丹波市では他に扱いのないフォンテーヌ社のもの。「おしゃれを楽しみたい、薄毛が気になる、そんな様々なご要望にお応えしたいんです。病気の方や男性用のオーダーにも対応していきます」と意欲的。

「どんなに年を重ねてもきれいにすることは大切だし、そのお手伝いをしたい。まだまだ美容師をしたいし、私自身も負けたくない」と力強く話してくれました。

最後に、「にじいろタブレット」への掲載も励みになったそうです。「みんなが前に進むためには、いろいろな情報が必要ですから」とエールも送ってくれました。

 

<注意事項>

  • 新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、店内でのマスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンス等に配慮しています。ご協力をお願いいたします。
  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。