頭皮ケアで髪が健康に!悩みに寄り添い、似合う髪型を叶える美容室

はしもと美容室

 

髪の悩みに親身になり、似合う髪型も導き出してくれる「はしもと美容室」はコミュニケーションを大切にしながら1人1人に寄り添うサロンです。それぞれの方の気持ちに寄り添いイメージを形にするオーナーの豊嶋のぞみさんに話を伺いました。

 

ライフスタイルに最適な髪型やパーソナルカラーも見極める美容室

代表の豊嶋のぞみさん

 

「初めての方は『どんなスタイルが似合うのかわからない』と言う方が多いです。そんなときは『その人らしさ』を前提に、ライフスタイルに合わせてアドバイスします」と豊嶋さん。

たとえばスタイリングに時間をかけたくないという方にはまとまりのよい髪形を、こまめに美容室に来ることができない方には、伸びてもきれいなスタイルを提供しています。

また、肌や瞳の色から、その人にあうカラーを見極めます。

「バナナとレモンの黄色は異なるように、明るく髪を染めるときにも、その明るさには個性があります。お客様のパーソナルカラー(似合う色)によりよい個性を持つ色をご提案しています」

洋服の好みなども聞きながら、その方に合ったスタイルを導き出してくれる豊嶋さんは信頼も厚く、お得意様が9割以上、初めての方もほとんどが紹介だそうです。

髪を健康に!眠っている毛を呼び覚ます≪温冷浴エステ≫で頭皮ケア

 

薄毛の相談にも自信を持って乗ってくれる豊嶋さん。髪の健康には血流、ストレス、食生活が影響し、髪の悩みが自己肯定感の低さにもつながりがちです。悪循環を断ち切るために頭皮の「温冷浴エステ」がおすすめだと言います。定期的に行うことで眠っている毛が伸び始めるのだとか。

他にも気になるサービスがヘアリセッター。

「通常、1つの毛穴からは2~4本の毛が生えるもの。それらがもつれ合って根元でぎゅっと固まると、真っすぐに伸びず、クセが強くなる。それを専用のハサミでほぐしていく技術です」

傷んだ髪にストレートパーマなどをかけなくても良いように。はしもと美容室は正に髪の悩みに寄り添うサロンなのです。

 

74年の歴史 人との関わりが生み出す宝物とは

はしもと美容室は1947年(昭和22)に、豊嶋さんのお祖母さんが創業しました。お母さんから引き継いだ豊嶋さんは三代目。神戸の美容学校を卒業して経験を積んだ後、丹波に戻ってきました。

幅広い年齢層のお客様の中にはお祖母さんの時代から通い続ける年配の方もおられます。

「諸事情でこの美容室に通えなくなる方も、その挨拶に来てくださる。それが私の宝物ですね」

神戸や福知山など遠方から通う人も多く、豊嶋さんの技術と人柄が慕われているのが伝わってきます。さらに、こんなエピソードも。

「お客様が買い物中に『そのパーマどこでかけられたのですか?』って知らない人に声をかけられることがありました。その方が後日、ご来店くださり『本当に理想的なパーマだ』と喜んでくださいました」。

 

妙案は即実行!子連れや体が不自由な方にも快適なサロンに

 

人を惹きつけるはしもと美容室は、18年前に大きくリニューアルし、より居心地の良いサロンとして生まれ変わりました。新たに設けられたコーナーはお体が不自由な方でも移動する煩わしさなく、シャンプーカットも全サービスを一席で受けられるようになっています。

さらに、子どもが遊べるスペースも設置した他、6年前にはシャンプーベッド【YUME】を導入。豊嶋さんが他店で体験して感動したシャンプー椅子を、その翌日には手配したというから驚きです。

夢心地のシャンプーコーナー

 

「一日でも早く当店のお客様にもこのくつろぎを味わってもらいたくて。待っているのがもったいないので即実行です」。

良いアイデアが浮かんだら翌日には動き出す豊嶋さん。それはスタッフに対しても同じです。

 

まかないの出る美容室!? 家族のようなスタッフに働きやすい環境を

現在、スタッフ全3人のうち2人は育休中。1人はまもなく出産をひかえている状況。その中の1人が「産後、なるべく早く職場復帰したい」と言った際、豊嶋さんが即とった行動は……なんとベビー室へのリフォーム!

 

「赤ちゃんを連れてこられるように。使わないかもしれないけど、可能性を狭めたくないので」。たった1人でもニーズがあるのなら、そのスタッフのためにという考えの豊嶋さん。

 

「昨年からスタッフのまかないランチも週一で始めました。栄養士と調理師の資格を持つ友人がバランスの良い食事を作ってくれています」とりあえず始めてみて改良していけば良い、とユニークな試みに取り組むのが心底楽しそうに映ります。

 

「『コロナ禍、不安から心が動きにくくなっている方が多く心配』とお客様に話したところ、その日の午後には、その方が心打たれたという、ある男児の読書感想文とその絵本を持って来てくださいました。共感してくださったのが嬉しくて! 今後も人とのつながりを大切にしていきたいですね」

お得意様も初めての方も、スタッフもみんな大事な存在。豊嶋さんは今日も素敵なアイデアを実行に移していることでしょう。

 

text: 新宅裕子

 

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