30年親しまれる地産地消が売り 柏原駅構内のレストラン

レストラン山の駅

大阪で開かれた国際花と緑の博覧会の山の駅そのままを移築したJR柏原駅。30年にわたって地元の人や都会から訪れる人に愛され、親しまれています。「豚めし」「黒豆コロッケ定食」など地元産品を使った地産地消のこだわりのメニューがボリュームたっぷりで、評判を呼んでいます。

「1日10食」限定!地元産「丹波ポーク」の「豚めし」

丹波市山南町で生産されている豚肉「丹波ポーク」を活用した「豚めし」(1100円)は、丹波市産のあつあつご飯の上に甘辛いタレで焼いた豚肉をたっぷりのせ、同じく丹波市産のタマネギ、ピーマンを付け合わせた丼ぶりです。浸した甘ダレと柔らかい豚肉の相性は抜群。市内唯一の「丹波ポーク」養豚農家と店が近いので、お客さんに新鮮な肉を届けられるというのも山の駅ならでは。(味噌汁、漬物付き)

この「豚めし」、もともと駅弁メニューとしてスタートしたそうです。それをレストランメニューに取り入れたそうですが、今や店の看板メニューになっています。1日10食限定ですが、ほぼ完売の状態です。スタミナがつくと男性女性問わずファンが広がっています。一度食べたらやみつきになりそうです。

丹波市産の黒豆を使ったボリュームたっぷりコロッケ定食

もう一つ地元産品の人気メニューが「黒豆コロッケ定食」(900円)です。コロッケのジャガイモや上にのせた黒豆は丹波市産。2つ付いてくるコロッケは大きめで、豚めしと同様、満足感たっぷりです。ソースか特性のブレンド塩で味わえます。お米ももちろん丹波市産です。(味噌汁、漬物、小鉢二品付き)

 

地元産メニューにはこのほか、丹波猪ラーメン(1000円)があります。猪肉を長時間煮込んだチャーシューは甘味と柔らかさがあり、白菜やゴボウ、味噌スープとの相性抜群です。麺は丹波市産黒豆が練りこまれています。

ボタン鍋シーズンである冬場は特に猪肉に脂がのっており、おすすめしたい逸品です。

ドリンクメニューにも丹波市産がいっぱい

メニューは30種類以上

ドリンクメニューでも、丹波ブルーベリーソーダ(600円)や黒豆ホットケーキセット(900円)、丹波市産のブルーベリーを活用したクラフトビール(330mℓ700円)といった地元産物を活用したメニューがあります。代表の奥畑和也さんは、「近くに産地があり、おいしい材料が手に入りやすい。新鮮さが魅力ですね」と話しています。

 

店の入り口のメニューがぎっしり書かれた看板が目を引きます。お持ち帰りで注文販売も行っており、豚めし(1080円)、スパイシーチキンバーガー(550円)、おかず三兄弟(1200円)、牛カルビ(1800円)など「あつあつで食べてもらえます」というのがお店の売りでもあります。特に「チキンバーガー」地元の高校生に人気!あつあつの唐揚げに甘辛いタレが絡まったヤンニョムチキンを、柏原商店街にある「穂音」(ほのん)の手作りバンズで挟んだ韓国風味のバーガーです。

また、ユニークなネーミングの「おかず三兄弟」は、丹波ポークの焼豚に海老フライ、鶏のから揚げのおかず3種類の盛り合わせで、電車の中で食べるのに注文するお客さんもあります。

人気のメニュー「おかず三兄弟」

「駅構内のレストランなので、時間待ちの特急列車のお客さんにプラットホームまで配達したこともありました」と奥畑さん。すぐ近くに1時間無料の駐車場もあるため、マイカーの方でもOK。電車で柏原駅まで来られた方はふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

代表の奥畑和也さん

※新型コロナウイルス対策

従業員のマスク着用、消毒の徹底をはかっているほか、各テーブルにはアクリル板を設置、席数も減らし、25人定員にして、密を避ける工夫をしています。

また抗ウイルス・抗菌コーティングの施工も行っています。施設自体をあらかじめ、抗菌するウイルス対策で、施行後に効果を測定しています。新幹線などにも使われている方法で、安心して来店頂けるように万全を期しています。