子どもも大満足のおいしいパンがずらり。毎日食べたい、やさしい味のベーカリー

ヤマネベーカリー

春日町大路地区のコンテナショップ「ロカッセタンバ」にお店を構える「ヤマネベーカリー」。店主の山根陽子さんがつくるパンの数々は、ふかふかやわらかく、具材とのバランスも抜群だと評判です。「お子さんにもおいしく食べていただきたくて」と、毎日せっせと焼き上げるやさしいパンをご紹介します。

ロカッセタンバの人気ベーカリー

2019年(平成31)にオープンした「ロカッセタンバ」は、地域の魅力を発信すべく生まれたコンテナショップ。春日町ののどかな風景に溶け込むように存在し、地域の皆さんはもちろん観光客やバイカーなどにも愛されています。

「ヤマネベーカリー」は、そんなロカッセタンバのオープンとともにお目見えしました。

店主の山根さんは大阪府出身。大学卒業後販売の仕事に就いていましたが、パン屋さんになりたいという夢を叶えるべく大阪の人気ベーカリーに入店。約6年間みっちりと修業をし、同店開店に至りました。

「最初は地元の大阪でオープンしようと考えていたのですが、ご縁に導かれて丹波市へやってきました。実はそれまでほとんど丹波について知らなかったんですが(笑)、来てみて大正解! 街の雰囲気がゆったりしているし、皆さん穏やかだし、私にぴったりの場所でした」と山根さん。

毎日焼き上げるパンは、小さなショーケースに入るぶんだけをストック。その日によってパンの種類が変わり、16〜20種類ぐらいがショーケースに並びます。

子どもたちも満足できる、おいしいパン

実は山根さん、パン屋さんながら小麦アレルギーがあるのだそう。とくに外国産の小麦はアレルギー反応が出やすいため、同店で扱う小麦粉はすべて国産品です。

「小さなお子さんのいるご家庭でも安心して食べていただきたい、という思いがあります。国産小麦のほかにも米油やオリーブ油など、自分できちんと選んだ素材で、おいしいって思えるようなパンを焼いています」。

そんな山根さんの作るパンは、ほっこりあたたかなおいしさ。生地はしっとりとやわらかく、2個3個と手が伸びる軽やかさがあります。あんぱんやクリームパン、メロンパンといった定番の味わいから、こだわりのおかずがたっぷり詰まったお惣菜パン、小麦のうまみを感じるハードパンなどもずらり。

中でも同店で根強い人気を誇るのが「クリームパン」(194円)です。ふわっと軽やかな生地の中には、お酒を使わずに炊き上げた自家製クリームがぎっしり! 甘さも控えめで、小さな子どもから大人まで大満足の味わいです。そうそうこれこれ、と思わずニンマリしちゃう、ふくよかなおいしさがあります。

ご飯のように食べたいお惣菜パン

お惣菜パンは、パンとの組み合わせを一つひとつ考えて作ったもの。ボリュームたっぷりでご飯のように食べられるとあって、楽しみにしているお客さんも多いのだとか。

こちらは、バゲットに厚切りベーコンをのせた「ネギみそベーコン」(302円)。三宮の居酒屋さんで教えてもらったネギみそがとてもおいしく、きっとパンにも合うに違いないと考えて作り上げました。

ネギみその滋味深いおいしさがバゲットにちょうどよく馴染み、ベーコンのうまみとも相まって忘れがたいおいしさです。

何を食べようか迷ったら、日替わりの「キッシュ」(324円)がおすすめです。この日の具材はめんたいこ・じゃがいも・しそ・おもち。リベイクすれば、サクサクとしたキッシュ生地にごろりと大きめのじゃがいもや、とろ〜りおもちが存在感を発揮! かじる箇所で味わいが変わるのも楽しく、食べ進めるごとにじんわり幸せを感じます。

ほかには近隣の農家さんがつくったジャムや、ヤマネベーカリーで提供するコーヒー豆なども販売。夏にはアイスクリームをのせた冷たいコーヒーゼリーも人気です。

「丹波に移住してから、近隣の方々には本当によくしてもらっていて。枝豆やブルーベリーを『採りにおいで』と言ってくださる方もおり、楽しく過ごしています!」

ほっこり和むパンと、山根さんの温かな人柄。笑顔になれるベーカリーに、ぜひ訪れてみては。

※表示価格は全て税込

 

<注意事項>

  • 新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、店内でのマスク着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンス等に配慮しています。ご協力をお願いいたします。
  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。