「契約していて良かった」と笑顔になってもらえることを願って

株式会社T. A. K. 総合保険事務所

みなさんは、今、何種類の保険に加入されていますか?その保険の内容を正しく説明できますか?改めて聞かれると、いざという時、頼りになるはずの保険について案外知らないことが多いかもしれません。JR福知山駅の真ん前に事務所を構える「株式会社T. A. K. (タック)総合保険事務所」(以下、T. A. K. 総合保険事務所)は、契約実績が京都府下地域一番店。丹波市在住の代表取締役社長・駒谷公敏さんを訪ねました。

自身の事故体験から保険業界へ

駒谷さんが、異業種から保険業界へ飛び込んだのは、自身の辛い体験がきっかけでした。
遡ること18年前、11月末の夕刻でした。駒谷さんが仕事で自動車移動中、3人乗りの原付バイクに衝突され、右肩脱臼・ガラスによる口腔内損傷という大けがを負いました。相手の中高生も、それぞれ大腿骨骨折、鎖骨骨折、健忘症という大事故です。過失割合は、駒谷さんが1、相手方が9。驚いたことに相手方、その保護者も無保険といった状況で、解決までには約2年も費やしたそうです。

そんな状況の中、駒谷さんは「自分のように、ほかの誰にもこんな辛く苦しい思いはしてほしくない!」と、未来に目を向け保険業界の門を叩きます。40歳を迎えたばかりの駒谷さんでしたが、見事、採用枠の80名に合格。

研修期間中に1位表彰された駒谷さんの宝物

3年間の研修期間で、脱落者がどんどん出る中、常に先頭集団で駆け抜け、代理店を開くことができる僅か4人の中に、選出されました。2010年(平成22)、3つの保険代理店が集まって立ち上げた新しい保険代理店「T. A. K. 総合保険事務所」の始まりです。

お客さまにとって重要なことは何かを考えます

現在9名(内、営業6名)のT. A. K. 総合保険事務所は、自動車保険から生命保険、個人・企業向け保険をサポートし、京都府下地域でトップを走っています。と聞くと、大きなノルマや過度な勤務時間といったものを想像しがちですが、そういったことは一切なく、駒谷さんはじめ皆さんとっても穏やかです。ピリピリ感なく業績優秀なオフィスなんです。駒谷さんにおいては契約率80%という成績です…一体どういうことなのでしょう?「契約していただくお客さまに寄り添った結果です」と、サラリとお答えいただきました。

保険と一くくりにしても内容は様々です。無数にあると言っても過言ではありません。その中からお客さまに合った保険を選び提案するプロ集団がT. A. K. 総合保険事務所のメンバーです。では、どのようにすればその目を養えるのか?

一つは、他業界のプロをゲストに迎え話を伺います。例えば、落語家さんに「寄席で500人のお客さまの心をつかむタイミングはどこなのか」を聞いてみたりといった具合です。一瞬、保険とかけ離れているようにも見えますが、プロの話術には人の心を理解する技が隠されています。また、お客さま以外の方との何気ない会話から導かれた様々な知識をオフィス内で共有します。それらが入った引き出しを一つずつ開けて実践すれば、お困りごとに本当に必要なモノは何なのかをスムーズに聞き出し、カタチが見えない保険をお客さまがイメージしやすく、理解してもらえ、最善の提案ができるのです。そして、コトが起きた時、泣く人を出さないという駒谷さんが望んだ結果が生まれるのです。

最新技術も活用すればピンチがチャンスに

密に人と接することができなかったコロナ禍。お客さまとのやり取りが大変だったのではありませんか?と水を向けると、「すぐに、DX対応ができないかと本部に問合せ、舵を切りました」と、駒谷さん。DXとはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略で、在宅ワークやリモート会議もその一つです。こちらでは、スマートフォンやパソコンを使ってお客さまの要望に沿った提案や契約を進めており、コロナ禍が収まりつつある現在も活用し、喜ばれています。

元々、京都府下だけでなく日本各地にお客さまがいるT. A. K. 総合保険事務所。DXの活用で、ますます広がることでしょう。

お客さまが辛い時こそ笑顔で過ごしていただきたい

壁には数々の表彰状がズラリ

とはいえ、地元のお客さまには常に心を配っています。事務所がある福知山市は、昔から水害が多発しているエリア。火災保険を提案する際は、必ず市役所で最新のハザードマップを入手しお客さまの自宅がどこに位置するのかを理解してもらって進めます。
まだ記憶に新しい2018年(平成30)の豪雨災害後、初めてのお客さまから、問合せや申込みが続きました。選んでいただいた訳を尋ねると「『政策金融公庫』からの紹介」とのこと。なんと、契約していたお客さまが次々と政策金融公庫の窓口で「T. A. K. 総合保険事務所から十分な保険金が素早く下りたから」と、一度申し込んだ融資を断ったというのです。寄り添い提案し続けて良かったと嬉しく感じた瞬間でした。

改装中の1階オフィス(道路に面した窓の正面はJR福知山駅)

現在はビルの3階で営業中ですが、更に、誰もが気軽にフラッと立寄れるようにと同じビルの1階もオフィスに改装中です(2023年6月現在)。

生命保険実績の記念金貨を収めるプレート。間もなく156ケ月(13年連続)が埋まる予定

常にアンテナを張って最新の情報を入手しお客さまに提供されている駒谷さん。「保険カタログの商品とお客さまのライフスタイルに合うモノとの乖離を埋めているだけなんです。これからも変わらず、お客さまご自身が気付いていないことにも目を向けていただけるようさまざまな角度からご提案します」と、爽やかな声で話していただけました。

取材中「駒谷さんの携帯電話は『魔法の電話』とお客さまから言われるほど、保険商品とは無関係な相談をしても必ず解決の糸口へ繋げました」と聞き、困ったことが起きたら連絡してみようと、ひそかに決めています。

 

<注意事項>

  • 掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。