伝統の味に洋のテイストを加えた新感覚の和菓子

御菓子司 荒木本舗

創業は1962年(昭和37)、約60年、青垣で愛されている和菓子店が「荒木本舗」です。1988年(昭和63)に、青垣ICからすぐの現在の場所に移転しました。2代目店主の荒木徹さんは、東京や神戸の名店で修業して丹波に戻った和菓子職人です。そして3代目となる息子の真太朗さんは洋菓子の名店で修業を積んで戻ってきました。和菓子づくりを父から教わりながら、洋のテイストを取り入れた新しい味を少しずつ発信して好評を得ています。多彩な荒木本舗のお菓子の一部を紹介しましょう。

地方発送可能、溶けないアイスバー「くず餅バー」

250円~

国産イチゴ、国産桃の甘露煮、地元のブルーベリーをたっぷり入れて、葛で固めたとってもヘルシーな冷菓が「くず餅バー」。「冷凍でもおいしいけれど、冷凍庫から出してしばらく置いた半解凍の状態がおすすめです」と荒木さん。シャリシャリ感に加えて、少しとろけたねっとり感が楽しめます。

フルーツの甘みと酸味がダイレクトに感じられ、アイスキャンデーは固くて苦手だという高齢者にも喜ばれています。冷凍で地方発送可能なので、おつかいものにも良さそうですね。暑い季節に涼を感じられる人気のお菓子です。

丹波白雪大納言小豆を使った贅沢なお菓子

白雪250円

紅白の小豆を使ったオムレット「白雪」は、牛乳を加えてふんわりとさせたスポンジ生地に丹波大納言小豆をちりばめています。

中に入っている粒あんは、丹波でのみ生産されている丹波白雪大納言小豆です。小豆の旨みが感じられる、ほどよい甘さが特徴。丹波の特産品である2種類の小豆を使った逸品です。

丹波白雪大納言どらやき280円

丹波白雪大納言どらやきも、希少な丹波白雪大納言をあんにするという贅沢なお菓子です。

上品な甘さに仕上げたあんが、厚みのあるふわふわの生地からあふれ出ます。

地元産の丹波大納言小豆を堪能できるお菓子

丹波大納言かすてら200円

丹波の特産品、この地域でとれる丹波大納言小豆の美味しさは抜群。「丹波大納言かすてら」は、山の芋や小豆など素材の良さを生かした、自然な甘みと風味が感じられるカステラです。

丹宝330円

丹波の宝ともいえる、丹波黒大豆、丹波栗、丹波大納言小豆を使った焼き菓子「丹宝」は、しっとり、ふっくら、素朴な味わいで、丹波のお土産としても人気です。

個性的な味を楽しめるお菓子

あざみ菜まんじゅう540円(4個入)

今や青垣でしか作られていないあざみ菜をトッピングした「あざみ菜まんじゅう」。白あんのソフトな甘さに、ピリッと刺激のあるあざみ菜が絶妙にマッチしています。2020年(令和2)に丹波すぐれもの大賞に選ばれた創作和菓子をお楽しみあれ。

和菓子屋さんのプリン260円

和菓子屋さんのプリンは、タマゴの風味がしっかり感じられる硬めのプリンです。

甘さは控えめで、こんがりカラメルの香ばしさと共にいただきます。

極・抹茶1,000円(5個入)

先代から受け継いだ味を現2代目が、より深め、3代目がまた新しい洋のテイストを加味しています。女性に人気の抹茶を使った大福が「極・抹茶」。ふわふわの生地の中に、小豆あんと抹茶のムースを入れ、たっぷりと京都の宇治抹茶をふりかけています。ほかに和洋折衷のフルーツ大福も人気。

クリスマスケーキは大好評ですぐに予約が埋まってしまったとか。今開発中なのは和の素材を使ったマカロンと聞くと、とっても楽しみです。

春は柏餅、秋は栗のお菓子など、和菓子ならではの季節感を感じられるお菓子がいつ行ってもショーケースに並んでいます。丹波からの贈り物に選ぶ人や、帰省の折に買って帰る人がいますが、日々に食べるお菓子として買っていく人が多いのです。

季節の生菓子から日持ちがするお菓子、地方発送ができるものなど、とにかくたくさんの種類がある荒木本舗。3代に渡って受け継がれ、さらに洗練されたお菓子を楽しめます。

※表示価格は全て税込

 

<注意事項>

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