独自で編み出した「超心理占い」で、よりよい人生へと導く

超心理占い 河北扶

「占い」には、いろいろな種類があります。手相、四柱推命、タロット等々…。3年前に和歌山から丹波に移住した河北扶(かわきたたもつ)さんが使うのは、生年月日を独自の数式で計算し、運勢を見る「超心理占い」。2017年(平成29)には特許登録されました。さらに、占い鑑定に留まらず、その後の人生をよりよく生きるための考え方や過ごし方もレクチャーしてくれます。では、河北さんオリジナルの「超心理占い」とはどういったものなのでしょうか。

30年かけて研究開発した計算式と占い術

河北さんが使うのは、対象者の生年月日の数字。特許登録された計算方法でいくつかの数字を割り出します。算出した数字を15のカテゴリー(例えば仕事運、家庭運、金運など)に割り振り、それぞれの鑑定結果を引き出します。割り出された数字の先には、30年もの間研究して編み出した、ある種の傾向が示されていて、例えば仕事運の数字が3なら…、家庭運の数字が45なら…といった具合に。

河北さんは、約30年間、歴史上の人物から現代の著名人にいたるまで、何百人もの生年月日と運命の傾向を分析。そして、ある一定の法則を見つけたといいます。

例えば、真ん中にある「命相」、その人の運命の中心となる数字の末尾に1がつくと、時代の移り変わりのときに大仕事をするという傾向が見えるのだとか。「しかし、その後残念な形で失脚する人が多いんです」、と河北さん。チャーチルやルーズベルト、東條英機などが当てはまるそう。

「運命を変えることはできません。しかし、仮によくない結果が出たとしても、その影響を小さくすることはできます。そのためのトレーニング法もお伝えしています」。

河北さんは、占いを通して、生きる勇気を与えたいといいます。「気持ちが病んでいたり、悩んでいる人に、勇気を持って生きていけるようにするための方法を教えてあげられたらいいなと思っています」。鑑定して終わりではなく、前向きな気持ちになれるような呼吸法や身体の調子を整えるストレッチ法などもレクチャーして、相談者が生きやすくなるお手伝いをしています。

大きなうねりを避けるために、日常のなかでできることから変えていく

和歌山出身の河北さんは、両親が丹波市に居を構えていました。その後他界され、残された家を継ぐために3年前に移住。一時はゆめタウン内で定期的に個人相談を受けていましたが、コロナ禍で休止に。今は、今後活動を本格的に進めていくために準備中なのだとか。

「いろんな人の鑑定をしていると、数字が持っている必然性が見えてきます。何時何分に何が起こる、などの細かいことまではいえませんが、人生の大きな流れのなかで見えるものがあるんです。よくない“運”や“節目”が見えたとき、避けたり、逃げたりするタイミングや方法をアドバイスしてあげることができます。焦らず自分を見つめ、慌てる気持ちを抑えることも大事」と、河北さんは指摘します。

また、「人生」という大きなカテゴリーだけではなく、日常のちょっとした困りごとに対しての対処法などもトレーニングを重ねると避けることができるようになるのだとか。「緊張して人と話せないとか、すぐ赤ら顔になってしまうとお悩みの方に、回避できる呼吸法などをお伝えしたら、改善したと喜んでおられました」、と満面の笑みの河北さん。

ちなみに、筆者の生年月日も見てもらったら、「我慢の人。仕事の人。とんでもなく硬い鎧に覆われている感じ。このままいくと、10年後くらいに大きな病で手術することになります。今のうちから、一日15分でも20分でもいいから、頭のなかも身体も無になる時間を持って、心身を開放させること」、とありがたいアドバイスをいただきました。思い当たる節あり…。さっそく、大きく深呼吸することを意識して過ごすようにしています。

 

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