風情漂う日本庭園を眺めながら、気軽にいただく創作イタリアン

KUSU×KUSU

柏原にある「KUSU×KUSU」は、丹波の野菜をふんだんに使った創作イタリアンレストランです。和風モダンな店内には、美しい日本庭園を望めるテーブル席と、心ゆくまでお酒を堪能できそうなカウンター席の2種。大きな窓から見える庭園は、四季折々の変化が楽しめる美しい日本庭園で、春は花、夏は緑、秋は紅葉、冬は石庭と、どの季節に訪れても自然の美しさを堪能できるお庭となっています。

食材は当地の地産地消の食材を使い、目にも美しく、食べても美味しい旬の野菜を使い、イタリアンエッセンスを取り入れた、オリジナリティ溢れる料理の数々を提供しています。

KUSU×KUSUは、オーナー一家の一大プロジェクト!家族みんなを巻き込んだ、ちょっと良い話

オーナーの木下さん

当店のオーナーであり、メインシェフでもある木下さんは、若干24歳で独立・開業。そこには家族全員の思いが詰まったストーリーがありました。

元々この場所は、資材置き場という名の荒れた土地。ここを改装して、有効活用する案が出た矢先、造園業を営む祖父が「引退前の最後の仕事」として庭園を作りたいと申し出。

合わせて、実家のご両親が農家へ転身。旬の野菜や米を作り始め、それを活用して欲しいとの願いから、2008年、この場所で、KUSU×KUSUが誕生しました。

オーナー曰く「自分の考えとは別に、すでに外堀が埋まってしまい、やらざるを得なかった(笑)」とのことですが、「これも自然な流れで、親孝行・祖父孝行になったかも」と笑います。KUSU×KUSUは、家族総出の一大プロジェクトでした。

旬の野菜と地元食材をふんだんに。イタリアンらしい特別感も重視

KUSU×KUSUで味わえるのは、地元丹波食材をふんだんに使った創作イタリアン。旬に取れた野菜をベースに調理しているため、数ヶ月ごとにメニューも変わり、常連客も飽きさせません。素材の良さはもちろんのこと、イタリアンらしい凝った味付けと、鮮やかな盛り付けも合わせて楽しめます。

デザートも自家製で、ガトーショコラやベイクドチーズケーキなどは人気が高く、その味もしっとりとして濃厚。イタリアンデザートらしい「ドルチェ」として、ぜひコーヒーとともにオーダーを。

リゾットやピラフなどに使われているお米は丹波が誇る「夢たんば」。当地特有の寒暖差によって引き締められたお米は、甘みを十分に醸し出す良食味のコシヒカリです。こちらはオーナーの実家で丹生込めて作られたもので、ライスのみを注文するお客様も多いのだとか。

ワインのおともに欠かせない自家製生ハム。バケットサンドも大好評!

KUSU×KUSUは、イタリアの居酒屋である「バル」の雰囲気も併せ持っているため、お酒の種類も豊富。ワインはもちろん、ビールや焼酎まで、その数およそ100種類!お酒好きにはたまりませんね。

お酒にあう料理も多いのですが、お店一番のこだわりは自家製生ハム。強い旨味と程よい塩味は、ワインのお共には欠かせない一品です。こちらは、ランチで提供されているバケットサンドにも使用。通常より厚めにスライスされているので、肉の厚みと食感をしっかりと感じられます。トマト・チーズ・レタスなどをボリュームたっぷりに挟み込み、食べ応えも抜群です。ランチ時には、サラダと飲み物をワンセットでご提供。単品でのテイクアウトも可能です。

お手洗いもバリアフリー!お子様からお年寄りまで、ストレスフリーで楽しめる非日常の空間を提供

店内はすべてバリアフリー。車椅子やベビーカーでもスムーズな移動が可能で、ご家族全員がストレスなく食事を楽しむことができます。

コロナ禍でも常連さんに支えられ、地域のありがたみを再確認。「これからも、地元に愛されるお店でありたいと思います。イタリアンは、少し敷居が高いと思われている方も多いですが、当店は普段着で来てもらって全く構わないです(笑)。何気ない日でも、ちょっとした非日常感と一緒に、楽しみや安らぎを感じていただけたら嬉しいですね」そう話す木下オーナーは、丹波への地元愛と、丹波食材に対するリスペクトに溢れていました。