手掛けた住宅は、「一生面倒を見ます!」の決意に満ちた工務店

有限会社さかがみ工務店

「さかがみ工務店」は、丹波市内の一般住宅の新築やリフォームを手掛けています。お客さんの希望に沿ったデザインや断熱などの機能性も備えた住宅建築です。時代の流れとともに現在は住宅リフォームが増えていますが、初代の頃から「お客様第一」主義は変わらず、常にお客さんに寄り添った提案をし続けています。

物心がついた頃には大工を目指していた

創業は1963年(昭和38)。大工をしていた先代、代表取締役社長・坂上浩章さんのお父さんが独立してはじまりました。当時の実家の隣には工場があり、多くの大工さんが働いていたと、坂上さんは述懐します。「大工さんが仕事をしているのを日々見ていたり、学生の頃はアルバイトをして一緒に現場に行って手伝いとかしていました。だから、物心がついた頃には、自分も大工になろうと思っていました」。

坂上さんは専門学校卒業後、市外の建築関係の会社で修業を積んで実家に戻り、お父さんに弟子入りしました。「父親からは、“大工になれ”とか“会社を継いでくれ”とか言われたことはないんです。自分も、はっきり“継ぎます”と言った記憶もない。なんとなく、いずれ継ぐんだろうなとは思っていて。ここに戻ってきたのも突然思い立って、という感じでしたね」と、坂上さんは笑います。

お客さんの希望に応えるために、とことん打ち合わせをする

昨今の住宅は、高い断熱性能が求められています。外気を遮断し、いかに冷気・暖気を室内に入れず、快適な家づくりを実現するかが大切です。

さかがみ工務店では、窓ガラスのサッシにはアルミ製のもの以外に、樹脂製をお勧めしています。コストはやや上回りますが、断熱性能に優れているそうです。

また、壁や天井には断熱材を吹き付ける、吹付断熱を採用。隙間なく敷き詰められて外気が一切入らないので、断熱効果が一層高まります。

坂上さんは、デザインや間取りなど、お客さんの希望を叶えるために、打ち合わせを特に重視しているといいます。「打ち合わせは可能な限り直接会って、何度も行いますね。つい専門用語で話してしまいがちですが、できるだけ分かりやすい言葉で説明するように心がけています」と、接客の際に気を付けていることを教えてくれました。

「雑誌や写真などをお見せいただいた場合には、私もお客さんのご要望を理解しやすいのですが、そういうものがない場合、口頭では細かい部分のご希望を1回、2回で把握するのは難しいので、たくさん質問させていただいています」と、丁寧な接客とヒアリングを繰り返し、お客さんの希望を形にしています。

地元のお客さんをずっと大切にしていきたい

坂上さんは、お客さん対応も設計も、建築も営業も一人でこなします。「体がいくつあっても足りません」と、苦笑い。一方で、お客さんからは、「一人の人がすべてを見てくれて、小回りがきく対応をしてくれるので安心感がある」と、言ってもらったこともあるそう。「小さな工務店の利点かもしれませんね。信頼されているのは、嬉しいことです。お客さんの思いが形になって、できあがったものに満足してもらえると、何よりも幸せですね」と、建築に長年携わってきた醍醐味を話します。

お客さんは、知り合いやお客さんの紹介が多いといいます。「ほぼ市内のお客さまで、みなさんご近所。何年保証というよりも、一生面倒見させてもらうつもりでやらせていただいています」と、先代から受け継いだ「お客様第一」の考えを守っています。

2016年(平成28)に今の場所に移転した現在の事務所は、高い吹き抜けが開放的な印象を感じさせつつも、薪ストーブが置かれていてほっこりした雰囲気。坂上さんのあたたかい笑顔も相まって、話しやすい空気感なので、新築やリフォームで悩んでいる人は、まずは相談してみてください。

 

<注意事項>

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