頼れる家電の「かかりつけ」。困った時はでんこうしゃに相談だ!

でんこうしゃ

大手の家電量販店が各地に増え、ネットショッピングも簡単にできる現在。それでも、困った時に頼りになる、私たちの暮らしに寄り添った「まちの電気屋さん」は近所にひとつ、あってほしいものです。それを改めて感じることができたのが、今回の「でんこうしゃ」へのインタビューでした。

 

手書きPOPからにじみ出る商品への愛と丁寧な接客

店主手書きのPOPにほっこり

店主手書きのPOPにほっこり

お店に入って目に飛び込んでくるのは、あちこちに貼られた手書きのPOP。丸みのある優しい文字にかわいらしいイラストが添えられたものもあり、ほっこりした気持ちで商品を眺めることができます。実は、これらはすべて店主の足立雅人さんが書いたものなのです。

店主の足立雅人さん

店主の足立雅人さん

市島町のこの場所で30年あまり、「でんこうしゃ」を営む足立さん。家電を中心とした電化製品の販売とそれに伴う設置・配線工事や修理・点検をおこなっています。丁寧に商品の説明をしてくれる姿には、一枚ずつPOPを書いている様子も想像できて、納得してしまいます。

地域に根づく店だからこそ。お客様の好みに合わせて提案

冷蔵庫コーナー

冷蔵庫コーナー

でんこうしゃの強みは二つあります。まずは「地域密着」。常連さんが多いこともあり、お客様の家族構成や好みを把握した上で接客をしています。「この人だったらこんな商品を希望されるやろうな」「工事の時はこうせなあかんな」といったきめ細かな心遣いができるのは、地域に根付いてきた電気屋さんならではですね。

困った時はすぐに駆けつけてくれる安心感

洗濯機コーナー

洗濯機コーナー

そしてもう一つの強みは「徹底したアフターフォロー」。急な故障にもすぐに駆けつけ、できる限り早く修理するよう努力しているそう。その姿勢に常連さんから厚い信頼を寄せられており、困った時や「アレあるかな?」と思った時は、とりあえずでんこうしゃさんに聞くという方も。

ぴったりのキャッチコピー

ぴったりのキャッチコピー

急に洗濯機が壊れて、しばらくはコインラインドリー生活か……と覚悟していた常連さんからは、「『今日中に直す』と言ってもらえとても安心した」というエピソードも。想像以上のスピード感により信頼度が増したそうです。まさに、頼れる「まちの電気屋さん」です。

プロとしての責任感を忘れず、人との関係を大切にする

頼られると「とりあえず見に行く」という足立さん。「できない」と言うのはプロとして悔しいと語ります。そんなプロ意識の持ち主が大切にしているのは、人と人との信頼関係。それはお客様との関係ももちろんですが、家電メーカーとの関係も同様です。

強い責任感とプロ意識で地域を守る

強い責任感とプロ意識で地域を守る

メーカーでの修理が必要な場合、安心して任せられる会社であるか。そんな基準で取引先も決めています。それもすべて商品に最後まで責任を持つため。「家電はライフライン。時に命に関わることもあるかもしれない」そう考えているからこそ、遠方へはフォローが遅れることを懸念して近隣地域に絞った商売をしているのです。

50年来の常連さんも!これからも紡ぎ続けていく信頼

AQUOSプロショップとして認定されている

AQUOSプロショップとして認定されている

でんこうしゃに集う常連さんの中には、先代のころから50年のお付き合いがある方もいらっしゃるそう。お父様に続いてその息子さんが足を運んでくれています。また、「〇〇さんからの紹介で」と訪れるお客様もあり、口コミで広まる信頼に「こりゃ一生懸命がんばらなあかんな」と気持ちの帯を締めなおす足立さん。

今まで以上に地元のお客様に信頼してもらうため、メンテナスやアフターフォローに力を入れていくと語る足立さんの目標は、「困った時に一番に思い浮かぶ店」。ますます頼れる「まちの電気屋さん」として、このまちにあり続けてほしいものです。

text:佐本陽子

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